羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
加賀美ハヤト
剣持刀也
叶
火曜日
今日は 社長との待ちに待ったデートの日だ。
少しご機嫌に校門へと向かえば、 例の如く社長が既に待っていた。
加賀美ハヤト
剣持刀也
剣持刀也
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
剣持刀也
加賀美ハヤト
剣持刀也
小さく笑うと社長も釣られて笑う。
(ああ…何か、幸せだな…。)
なんて考えていたら 社長とふと目が合った。
剣持刀也
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
剣持刀也
僕は促されるまま 社長の車に乗り込んだ。
火曜日
今日は待ちに待った 剣持さんとデートの日。
(おかしな所はないでしょうか…?)
車のサイドミラーで最終確認をして 問題ない事を確かめていると 遠くから何やら上機嫌な様子の 剣持さんがやってきた。
加賀美ハヤト
剣持刀也
剣持刀也
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
剣持刀也
加賀美ハヤト
剣持刀也
無邪気に笑う剣持さんに釣られて 自然と自分も笑みが溢れた。
(何だか…とても幸せだな…。)
剣持さんの笑顔から目が離せない。 すると、ふと剣持さんと目が合う。
剣持刀也
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
剣持刀也
何でもない振りをして 剣持さんを車へと促し 目的の水族館へ向かう。
剣持刀也
加賀美ハヤト
平日の昼間という事もあってか 水族館の人は少なかった。 はしゃぐ剣持さんを見ては 年相応の幼さを感じて 自然と笑みが溢れる。
剣持刀也
加賀美ハヤト
遠くで手を振る剣持さんを 独り占めしてしまいたいと思いながら 足早に剣持さんの元へ向かう。
剣持刀也
剣持さんに手を引かれ 驚きながらも満更でも無い自分が居て 微笑みながら剣持さんに着いていく。
イルカショーに二人で感動しては 大興奮の剣持さんを横目に 自然と笑みが溢れる。
加賀美ハヤト
剣持刀也
剣持刀也
水族館の中のレストランで 食事をしながら アザラシのクッキーの乗ったパフェを 美味しそうに頬張る剣持さんを見て
加賀美ハヤト
剣持刀也
どうやら、思っていた事が そのまま口に出てしまったようだ。
剣持刀也
剣持刀也
明らかに機嫌を損ねたようで 頬を膨らませながら 此方に視線を寄越す剣持さん。
(そういう所なんですがね…。)
と、内心思いつつも 変に隠すのも逆に怪しいかと思い 私は素直に白状する事にする。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
私の意地悪な返しに 剣持さんは更に頬を膨らませて
剣持刀也
(逆ギレした…。可愛い…。)
加賀美ハヤト
剣持刀也
私がくすくすと小さく笑っていると 更に頬が膨らみ まだ膨らむのかと思いながらも 謝罪を述べる。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
剣持刀也
拗ねたように言う所がまた可愛くて ついついその頭に手が伸びてしまい 気付けば剣持さんの頭を撫でていた。
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
言いつつ撫でる手は止めずにいると 手を退けようとしては下ろしを 繰り返した手を下ろしては 観念したらしく 大人しく撫でられてくれる。
剣持刀也
そんな姿がまた愛おしくて…。 つい魔が差してしまい。
ちゅっ
髪越しに額に軽く口付けた。
剣持刀也
剣持刀也
それがいけなかったのだろう。 剣持さんは顔を真っ赤にして 額を抑えたまま立ち上がり そのまま…。
走り去ってしまった。
剣持刀也
息を切らして立ち止まる。
剣持刀也
剣持刀也
僕はまだ動揺していた。
(僕…社長にき、キス…された!?)
頭の回転は早い方だと自負しているが それでも思考が追い付かない程に 僕は混乱していた。
どうして? 何故? この二つの単語が ぐるぐると頭の中を巡っている。
何より分からないのは 僕の気持ちだ。
何が起きたのか 一瞬分からなかった。
でも、理解した後 嫌ではなく 寧ろ嬉しいと感じた。
それが理解出来ずに 逃げ出してきてしまったのだ。
剣持刀也
剣持刀也
せっかくのデートを 台無しにしてしまった。
社長は呆れただろうし 二度とデートなんて してくれないかもしれない。
そう考えたら何となく 悲しいような 寂しいような そんな気持ちになった。
どうしようもなくなって 僕はある人物に連絡を取った。
剣持刀也
叶
叶
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
叶
叶
剣持刀也
剣持刀也
叶
叶
叶
叶
叶
叶
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
叶
叶
剣持刀也
叶
叶
叶
叶
剣持刀也
叶
叶
叶
叶
叶
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
(僕が社長の事をどう思っているか…)
ぐるぐると考えていると 背後から声が聞こえた。
加賀美ハヤト
剣持刀也
息を切らしてやってきた社長に 後ろめたさから目を逸らしてしまう。
加賀美ハヤト
剣持刀也
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
頭を下げる社長に 僕はあわあわと慌ててしまう。
剣持刀也
剣持刀也
そこまで言って 僕は言葉に詰まってしまう。
(嫌じゃなかったって…伝えなきゃ!)
その時
社長のスマホから LINEの通知音が鳴った。
加賀美ハヤト
社長はスマホを取り出し メッセージを読むと 驚いたように目を丸くして…。
それから…
僕を真っ直ぐに見つめた。
剣持刀也
僕はまだ逃げ出しそうになるのを ぐっと堪える。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
剣持刀也
緊張して 少し声が上擦ってしまった。
(ううっ…恥ずかしい! いっそ殺してくれ!!)
内心そんな事を思いながら 社長の次の言葉を待つ。
加賀美ハヤト
剣持刀也
社長からの意外な提案に 僕は拍子抜けしてしまい、 間の抜けた声を上げてしまう。
加賀美ハヤト
剣持刀也
首を傾げて尋ねるさまが 何となく可愛いと思えてしまって 僕は素直に頷いた。
砂浜を 剣持さんと二人で歩く。
加賀美ハヤト
剣持刀也
気まずそうな剣持さんを横目に 私は先程のLINEの内容を思い出す。
叶
叶
叶
叶
たったそれだけの文章だったが、 私の背中を押すのには十分たり得た。
加賀美ハヤト
剣持刀也
未だにかしこまっている剣持さんを 真っ直ぐに見据えて 私は意を決して口にする。 ずっと伝えようとしていた言葉を…。
加賀美ハヤト
社長から出た言葉は 紛れもない“告白”だった。
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
社長の真剣な眼差しに 茶化すのは難しいかと悟る。
叶くんの言っていた意味が 今、分かった気がする。
(僕。社長の事が好きなんだ…)
自覚した途端にストンと胸のつかえが 取れたような気がする。
剣持刀也
加賀美ハヤト
剣持刀也
加賀美ハヤト
暫くの沈黙。
そして
剣持刀也
剣持刀也
加賀美ハヤト
剣持刀也
僕がこくりと頷くと 社長は海に向かって
加賀美ハヤト
叫んだ。
剣持刀也
加賀美ハヤト
そんな様子が何だかおかしくて 愛おしくて
ちゅっ
加賀美ハヤト
剣持刀也
今度は僕から 社長の口にキスしてやった。
END
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
コメント
5件
♡𝑺𝑼𝑲𝑰𝑫𝑨♡
二人ともお幸せに〜!可愛いお話でした❤(ӦvӦ。)