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17:45
リ ン ドウ
サ ヤ カ
リ ン ドウ
サ ヤ カ
リ ン ドウ
冗談を言う彼の後ろを追いかける
サ ヤ カ
サ ヤ カ
リ ン ドウ
ギリギリ蝉がまだ鳴いてる時間帯
暑い空が茜色に染まりだした頃 私は氷菓を口に運んだ
リ ン ドウ
彼が私の氷菓をみて言う
サ ヤ カ
リ ン ドウ
シャリッ,
サ ヤ カ
リ ン ドウ
サ ヤ カ
リ ン ドウ
サ ヤ カ
私は小さく溜息をつく
シャリッ
顔の熱を感じながらまた氷菓を口に運ぶ
リ ン ドウ
サ ヤ カ
リ ン ドウ
リ ン ドウ
サ ヤ カ
彼の笑顔は夕日に照らされて 目が合わせられないほど眩しかった
翌日…
ガラガラ
サ ヤ カ
友
サ ヤ カ
サ ヤ カ
友
友
サ ヤ カ
竜胆が居ない一日がなんだか嫌で 早歩きで帰った
サ ヤ カ
サ ヤ カ
送ったLINEは未読のままトーク画面に残っていた
サ ヤ カ
不安な思いはすぐに現実となった。
プルルル、プルルル、
サ ヤ カ
サ ヤ カ
サ ヤ カ
( さやか!
サ ヤ カ
少し変な音を立てる心臓
( 落ち着いて聞いて欲しいんだけど
サ ヤ カ
( 竜胆くんが今朝倒れて意識がないらしいの
サ ヤ カ
サ ヤ カ
( さっき竜胆くんのお母さんから連絡あって
サ ヤ カ
私は最後までお母さんの話を聞く前に 走り出していた
サ ヤ カ
大丈夫。竜胆なら、
そう思っていても心のどこかで 焦っている自分がいた。
サ ヤ カ
私は呼吸を整えながら竜胆の病室を探した
サ ヤ カ
サ ヤ カ
さっきまで会いたくてしかなかったのに いざ部屋の前に立つと怖くて ドアかけた手を動かすことが出来なかった
サ ヤ カ
竜胆 母
サ ヤ カ
サ ヤ カ
私は食い気味で竜胆のお母さんに聞いた
竜胆 母
サ ヤ カ
サ ヤ カ
竜胆 母
竜胆のお母さんは息をのんで口を開いた
竜胆 母
竜胆 母
竜胆 母
竜胆 母
竜胆 母
竜胆 母
サ ヤ カ
私は話を聞いていて頭が真っ白だった
サ ヤ カ
竜胆 母
竜胆 母
竜胆のお母さんはなんとも言えない表情で 下を向いていた。
サ ヤ カ
竜胆 母
その顔が私には何か知っている顔に見えた
言いたいことがありそうだけど 深く触れられなくてやめた。
サ ヤ カ
私は竜胆のお母さんに家まで送ってもらった。
夜…
お風呂に入っても ご飯を食べても心は晴れない。
食欲が無いわけでもないし 疲れていないわけでもないけれど
それどころではなく、 ゆっくりすることなんてできなかった。
サ ヤ カ
大切な幼馴染で身近な人が どうなるか分からない不安で夜は上手く寝付けず
ただ、涙を流した。