ギラギラと
日光が照りつける朝
私はお母さんに
いってきますと言い
家を出た
今は7月ということもあり
溶けそうなくらい
暑い
冷房が効いたところはないか
頭の中はそれでいっぱい
真緒奈
あっつ…あ…
そこに現れたのは
風雅だ
よぉ!
なんて言いながらこっちに向かってくる
私もおはよう!と返す
大西風雅
今日も暑いな〜
真緒奈
暑いどころじゃない
真緒奈
どっか冷房聞いてるとこない?
大西風雅
そんなもうすぐでつくで
真緒奈
そんな待ってられん
大西風雅
待ってられんて笑すぐやで
真緒奈
目どうかしてんじゃない笑
大西風雅
いたって普通やわ!
真緒奈
それより風雅
大西風雅
ん?
真緒奈
なんでそんなに彼女をつくるのさ
大西風雅
なんでって言われても
真緒奈
目的があるんじゃないの
大西風雅
まぁ暇つぶし的な笑
真緒奈
暇つぶし笑
真緒奈
彼女さん達かわいそ笑
大西風雅
真緒奈はいつまでたっても彼氏ができないね笑
真緒奈
別に彼氏なんかいらないよ
大西風雅
なんで
真緒奈
なんとなく?
大西風雅
なんで疑問を疑問で返す笑
真緒奈
ねぇ早く行かない?
大西風雅
まだ言ってるよ笑
真緒奈
だって暑いじゃん
大西風雅
もうつくから
真緒奈
さっきからそればっか
大西風雅
だってほんとやねんもん
真緒奈
ほんとでももうちょっと違う言葉あるでしょ
大西風雅
この頭では見つからなかった
どうこう話しているうちに
学校についた
二人で靴をぬぎ
スリッパに履き替える
大西風雅
さて冷房は効いているのか
真緒奈
ついてないとでも言うのか
大西風雅
ついてないかもしんないじゃん
真緒奈
ついてなかったらどうしてくれる
大西風雅
どうしてくれるもなにもついてるだろうよ
真緒奈
ついてなかったら、からあげクン奢りな
大西風雅
えー今日、金欠やねん
真緒奈
そんなん知るか金欠男
話していたら
あっという間に教室についた
教室の後ろの方では女子数人が
キャーキャー騒いでいる
その声は
廊下までしっかりときこえる
教室に入ると
なまぬるい風が
体に触れる
真緒奈
おい金欠男
大西風雅
なんやねん
真緒奈
これはいったいどういうことだ
大西風雅
先生に言え
真緒奈
私は冷房が効いていると信じていたのに
大西風雅
それはお前が勝手に信じていただけやろ
真緒奈
私の気持ちを踏みにじったな!
真緒奈
金欠男からあげクン楽しみにしてるぞ
大西風雅
だから俺のせいじゃないやろ
真緒奈
いやお前のせいだ
大西風雅
なんでやねん
真緒奈
お前がちゃんと神様にお願いしなかったからだ
大西風雅
絶対関係ないやろ笑
真緒奈
お前がお願いしてれば…
大西風雅
そんな冷房が効いてなかっただけで笑
真緒奈
お前は冷房がなくてもいいだろうが我はないとだめなのだよ
大西風雅
そんな事知ったこっちゃない
真緒奈
あ?
大西風雅
すまん…