【第2章】5話
(天堂side) 七瀬はそれからすぐに職場復帰すること になり、また一緒に仕事ができると 思うと嬉しかった。 七瀬は仕事ぶりは最初の時と一緒で 慣れないところもあったがだんだんと 覚えていっている。
〜循環器内科〜 (来生side)
来生
沼津
来生
そう言って、こっそりと指をさす。
沼津
来生
来生
来生
沼津
来生
来生
沼津
沼津
来生
来生
来生
沼津
(来生side) 佐倉ちゃんは天堂のことを覚えてない... だから天堂の事を好きだったこと さえもだ。そんな佐倉ちゃんを見て俺は なぜか悲しくなった。 ...覚え直していってそのまま 新しい佐倉ちゃんとして人生を送る。 天堂はそれを受け入れようとしていた。 俺を好きにさせるなんていっているが 「本当にそのままでいいんだろうか...?」 天堂が本当に好きになったのは あの頃の佐倉ちゃんなんだ... 確かに本質的には変わらないのかも しれない。だけど俺からしたら 別人のように思えてしまう。 .....佐倉ちゃんがもし記憶のことを 思い出そうとしてないなら、俺は 佐倉ちゃんに天堂との関係を言おう と考えた。
来生
七瀬
七瀬
来生
七瀬
七瀬
来生
七瀬
来生
七瀬
来生
七瀬
七瀬
七瀬
来生
七瀬
来生
七瀬
来生
七瀬
七瀬
来生
七瀬
来生
七瀬
来生
七瀬
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来生はその場から急ぎ足で立ち去った。 (来生side) 「...言わなくて...よかったんだ。」 佐倉ちゃんは思い出そうと必死に 頑張って悩んでた。 今まで思い出せなくて辛い思い してたのは天堂だけじゃなかったんだ... そんな佐倉ちゃんに答えを簡単に 教えるなんてできないし、してはいけないだろう。 .....もし俺が関係の事を言ってしまえば 佐倉ちゃんは納得するかもしれない。 だけどそれはきっと作り物の思いに なってしまう。 だから天堂は言わないで欲しかったん だろう......。佐倉ちゃんと話してやっと そのことに気づいた。
〜3日後〜
(天堂side) 七瀬が仕事復帰してから忙しくて時間がなかったが久しぶりの休みをもらった。 しかも今日は七瀬も休みらしい、勇気を出して七瀬を誘ってみる
ピンポーン
七瀬
ガチャ
七瀬
七瀬
天堂
七瀬
天堂
天堂
天堂
七瀬
天堂
七瀬
天堂
七瀬
天堂
七瀬
〜準備が終わり〜
七瀬
天堂
七瀬
七瀬
天堂
七瀬
天堂
(天堂side) 明らかに七瀬のテンションが高い。 はしゃいでる姿が前、遊園地に行った時と 同じでとても嬉しかった。 楽しそうな姿が本当に見れてよかった。
七瀬
天堂
七瀬
まさかあの時と同じ答えが返ってくると思ってなかった。 思い出した訳じゃないのは分かってる。 だけど、どうしてもあの頃の七瀬と重ねてしまう.....
天堂
七瀬
天堂
七瀬
七瀬
天堂
七瀬
天堂
七瀬
(天堂side) そう言って俺に笑いかける顔を 久しぶりに見た。 思わず泣きそうになる。 ばれないようにぐっと涙を堪える。
天堂
七瀬
天堂
七瀬
(天堂side) 水族館でよかった.....。薄暗いおかげで涙が見えにくいから。 七瀬に隠しながら俺は少しだけ泣いた。 七瀬のはしゃぐ姿をこの目に焼き付けようとしたけど涙が出てきて、滲んでしまう..... こんなことで泣く日が来るなんて思ってもなかったよ。
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(七瀬side) 何故だろう..... 先生に質問をしてから先生は私を懐かしそうに見ていたような気がした..... その後ははしゃぎすぎて、水槽に夢中になってたけど...... たまに視界に入る天堂先生の目が赤かったのも気のせいなのかな?
コメント
1件
切ない...( •̥ ˍ •̥ ) 早く思い出してあげて...