テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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華奢可愛い美少年が好きになって…焦　Ⅳ

第1話 - 華奢可愛い美少年が好きになって…焦　Ⅳ

2022年09月03日

#美少年

#ダイエット

#痩せたい

#体重

#恋愛

#可愛くなりたい

るぅみぃ

(私)千代

ケイスケくんが
家まで付いてきてくれた日から…

(私)千代

しばらく経ち…

(私)千代

10月になった。

(私)千代

私は、あの日、あの時に
家の前でケイスケくんを
見送って以降…

(私)千代

それまで以上にケイスケくんを
意識するようになっていた。

(私)千代

中間テストの前だというのに
勉強が全く手につかないくらいに…

(私)千代

そして、食事も
味がわからないくらい。(焦)

(私)千代

…きっと
こういうのが恋なんだろうな……

(私)千代

学校に行っても
ケイスケくんの顔がまともに見れない…

(私)千代

今までは…

(私)千代

ケイスケくんがこっちを見て、
嬉しそうにニコっ…て笑ってくれる
だけで……

(私)千代

かわいい〜〜って…
心の中で悶絶？してたけど、

(私)千代

他の子とか、仲のいい友達とかにも
笑顔をみせてるし…

(私)千代

私だけ特別ではないのは
当たり前なんだけど…

(私)千代

なんだか今は、モヤモヤする。

(私)千代

私はケイスケくんのことが
好きだけど、ケイスケくんは
恋愛という意味で私を見てくれては
いないんだろうなぁ…。

(私)千代

気持ちを伝えたい、てのはあるけど
これまでの関係も壊したくないし…

(私)千代

変な空気でこれからを過ごすのも
嫌だなぁ。

(私)千代

告白…して…
失敗したら……

(私)千代

もう元の関係には
戻れないだろうと思うと…
今は想いを伝えるのは無理かなぁ…

(私)千代

……

(私)千代

………

(私)千代

でも、意識して
まともにお顔も見れないけど…

(私)千代

私は今日もケイスケくんに会いに
お昼の休み時間、隣の教室に行く…。

(私)千代

会いに行くと、だいたい
まだケイスケくんは頑張って
給食を食べている。

(私)千代

ケイスケくんは少食だし
食べるのが苦手だけど……
先生がまだ見てる間は
残せないからだ…。

(私)千代

休み時間になると…
先生は職員室に帰るので
私も会いに行ける。

(私)千代

いつしか、一緒に
下膳しにいくのが
日課みたいになっていたw

(私)千代

………

(私)千代

会いに行くと、
ケイスケくんはいつも
嬉しそうに笑ってくれる…

(私)千代

たまに隣のクラスの女子が、
ケイスケくんを囲んで
応援してたりするけど……

(私)千代

そんな日はお話できないから
私は辛いんだ。

(私)千代

……。

(私)千代

この日は、いつものように
前の席に座ることができた。

千代

頑張ってたべてるね！

ケイスケくん

…うん。
減らない…(焦)

千代

ご飯２、３粒ずつじゃあ、
そりゃあ減らないよ…ww

千代

お腹いっぱい？

ケイスケくん

うん、もう食べたくないよ…

千代

じゃあ、下膳行っちゃおうか…w

(私)千代

ケイスケくんは、
あとひと口頑張って食べるよ
と言って…

(私)千代

小さなお口を
目を瞑って開けて
しっかりしたひと口分を
食べた。

(私)千代

その最後のひと口頑張る顔も、
とっても可愛いw

(私)千代

身体を大きくしたいと言って
いつも頑張って食べてるみたいだけど…

(私)千代

頑張っても
私のダイエット中のカロリー
行くか行かないかくらいしか
食べれないの…

(私)千代

お腹の容量も可愛すぎだよね(焦)w

(私)千代

下膳しちゃうと…

(私)千代

ケイスケくんは
給食から開放されて
明るくなるんだ…ww

(私)千代

……

(私)千代

……

(私)千代

私がしてあげられることは
こんなことしかないけど…

(私)千代

この時間だけは
ケイスケくんを独り占めできる
私にとって大切な時間なんだ…。

(私)千代

……

(私)千代

………

(私)千代

……………　。

(私)千代

…

(私)千代

制服の移行期間も終わって
みんな冬服になった頃…

(私)千代

まだ私とケイスケくんの間は
進展していない…。

(私)千代

ある日、ケイスケくんがまた…

ケイスケくん

一緒に帰っていい？……ダメ？？

(私)千代

と言ってきた。

(私)千代

…そのお顔で首を横に傾げる仕草…
反則だよ…(焦)
可愛すぎる！…

千代

え〜…いいよ！！

(私)千代

特に何も無いのに
誘ってくれたのが、
とっても嬉しかった。

(私)千代

でも、前にも言った通り…
ほぼ逆の方向……

(私)千代

でも、ケイスケくんは
なんだか嬉しそうに
私の家の方向へ歩きだした。

(私)千代

しばらく、宿題とか
中間テストの話などをして
歩いていたんだけど…

(私)千代

ふと、ケイスケくんが……

ケイスケくん

………？…

(私)千代

少し曇った表情で私を見た…。

(私)千代

そして…

ケイスケくん

和泉(私)さん…
なんか、疲れてる？？

千代

えっ？？
(なんか私、つまらなそうな顔
したのかな…焦焦)

千代

ぜ、全然疲れてないよ！！(焦)
大丈夫だよ！！

ケイスケくん

…そう…？
なんだか、痩せたみたいだし…
心配だよ…

千代

う、え……
そ、そうかなぁ…(汗)w

(私)千代

痩せたこと、気づいてくれたのは
嬉しいんだけど…

(私)千代

ケイスケくんがそれ言うんだ…
と、少し笑ってしまった…。

(私)千代

だって…ケイスケくんの方が
明らかに細くて薄くて…
私からしたらケイスケくんの
身体の方が心配になるんだけど…(焦)と

千代

でも、ケイスケくんの方が
ガリで心配だよ…(焦)
ご飯全然食べないし…w

ケイスケくん

う〜〜……
僕の話じゃあなくて……(汗)

千代

ほら、ケイスケくんのお腹なんて
こんなもんじゃない？？ww

(私)千代

と言って、両手で輪っかを作って
私の照れ隠しでケイスケくんを
からかってみる…と……

ケイスケくん

むぅ………そんなに細くないからっ！！

(私)千代

と、怒ってきた！w

(私)千代

怒り方も可愛いし、怒った顔も可愛くて
全然怖くない…w

千代

それに、私、ケイスケくんより
体重めっちゃあるんだよ…(焦)

千代

だからちょっとくらい痩せても
全然大丈夫だし、、
むしろ、自分より重そうな子に
体型の話するのって…
なんか、失礼じゃない？www

ケイスケくん

…え…ぅ……
ごめんなさい……。

千代

……なんて…
冗談だよ！！w

千代

でも、私が心配してるのは
本当だけどね…w

ケイスケくん

……

ケイスケくん

…ねぇ…僕ってそんなに心配される
くらいなの…？

千代

う〜ん、そうだねぇ…
中２の男の子でそんな細くて軽いのは…
なかなかそんな子いないだろうし…(汗)

ケイスケくん

でも、前の身体測定で30kgいったから
そんなに見た目変わらないくらいに
なれたかなぁ…って……(焦)
………思ったんだけど……。

千代

いや…変わるよ！ww

千代

どう見ても、ずば抜けて細いよ！ww

ケイスケくん

…そうかなぁ…

(私)千代

と言いながら、
ケイスケくんは服をたくし上げて
お腹を出した…。

千代

て、え〜(焦)
お腹…(焦焦っ)

(私)千代

白くてシミもほくろの一つもない
細くて薄くて…ヒトカケのお肉もない
可愛いお腹があらわに…(焦)

(私)千代

ケイスケくんも無意識にお腹を
出しちゃったのかな？？

千代

…………

ケイスケくん

…………(照)。

(私)千代

真横で屈んで、
そのケイスケくんの細いお腹に
見惚れていると…

ケイスケくん

(恥)……触る…？？

(私)千代

恥ずかしがりながら
そんなことを言ってきた…(焦)

千代

え…(焦)…いいの？
…じゃあ……

(私)千代

さっき作った輪っかを
ケイスケくんのお腹に
合わせてみる…。

(私)千代

私の両手じゃ届かなかったんだけど…

(私)千代

それでも、細すぎる…(焦)

(私)千代

薄い腹筋は感じられるけど…
脂肪なんて…摘む肉なんて全く無い。

千代

……ケイスケくんのお腹…
かわいい…(小声)

(私)千代

そんなことを言いながら
しばらく夢中で触っていると…

(私)千代

ケイスケくんの甲高い声で…

ケイスケくん

…もう…やめて……(汗)

(私)千代

の声に、我にかえって…

(私)千代

慌てて手を離して…

千代

ご、ごめんね……

(私)千代

と、謝ると…

ケイスケくん

う…うん…(恥)

(私)千代

それ以降、しばらく無言で
歩き続けて、
いつもの倍以上の時間がかかって
私の家に着いた。

千代

ケイスケくん…ごめんね…。
嫌だったよね…。
もうしないから……((泣)

ケイスケくん

…ううん…(焦)
言ったのは僕っからだし…

ケイスケくん

それに……、
和泉さんだから……

(私)千代

と言って
顔を真っ赤にして帰っていった…。

(私)千代

………
最後の言葉…
私だからって…？

(私)千代

それって………。

(私)千代

よくわからないが
ケイスケくんも私のことを
少し特別な存在として見てくれて
いるのかな？

(私)千代

そう思うと、少し嬉しかった。

(私)千代

しばらくは学校の中では
気まずかったが…(焦)

(私)千代

……

(私)千代

………

(私)千代

…………

(私)千代

……………

(私)千代

そんなで、進展もなく
12月になってしまった…。

(私)千代

私のダイエットも停滞していて
体重36kg前後を行ったり来たり…
という感じだ。

(私)千代

ケイスケくんは今日も
給食に苦戦していた…。

(私)千代

先生が見てるからって
他の子にあげることも
できないみたい…。

(私)千代

で…食べやすいサラダとか
フルーツ類から食べちゃって…

(私)千代

ご飯とかお魚系は残ってしまっている。

(私)千代

少食なのもあるけど
好き嫌いも激しいようだ。

(私)千代

……

(私)千代

…………

(私)千代

………。

(私)千代

終業式の日…

(私)千代

終わって帰ろうとしたら
ケイスケくんが校門前で待っていた…。

(私)千代

最近は二人きりになれる時間が
なかったので、ケイスケくんの方から
時間を作ってくれたのが嬉しかった。

千代

大丈夫？
寒くない？？

ケイスケくん

…うん、寒いねw

(私)千代

冬休みに何するか…とか
そんな話をしながら
…すぐ家に着いてしまった…。

(私)千代

寒い中待っていてくれて、
しかもまた逆方向の私の家まで
来てくれた。

(私)千代

このまま帰ってもらうのも……
と思い…

千代

…ケイスケくんっ！
あの…寒いからさ、ちょっと上がって
休んできなよ(焦)

千代

いま、誰もいないからさ…

(私)千代

ケイスケくんは、
最初は遠慮してる感じだったが

ケイスケくん

…じゃあ…(焦)

(私)千代

と、私がちょっと無理矢理気味に
上がってもらった…

(私)千代

だって…凍えてたし、
風邪引きそうだったし…

(私)千代

私より震えてたし…(焦)

(私)千代

………
部屋に上がってもらったが
ケイスケくんはすごく
落ち着かない様子…。

(私)千代

私だって…
男の子を自分の部屋に入れるのは
幼稚園時以来だ…。

(私)千代

上げたはいいが、
ちょっと恥ずかしい…。

(私)千代

とりあえず、二人分のココアを淹れて
ケイスケくんの待つ自分の部屋へ……。

(私)千代

今、ケイスケくんは私の部屋にいる…

(私)千代

ケイスケくんを独り占めできている…。

(私)千代

私も欲が出てきて…

千代

ケイスケくんっ！
あの……っ…
冬休み中も会えないかなぁ？？

千代

初詣とかさ？
一緒に行けたら嬉しいなっ……

千代

なんて……(焦)

(私)千代

キョトンとしたケイスケくん…。

(私)千代

しばらく沈黙があって……

千代

…あ、ないよね……
急に、クラスも違う女子に
そんなこと言われても困るよね…(焦)

千代

それに…忙しいだろうし…(焦)

(私)千代

また少し沈黙……。

(私)千代

少し考えた顔から
ニコっ…とした可愛い笑顔で、

ケイスケくん

いいよ！
僕、和泉さんのこと、好きだしっ！！w

千代

え？？

(私)千代

その好きは…どういう…
てことをその時は聞けなかったけど、

(私)千代

ケイスケくんが私に、好きと言って
くれたのが、たとえ、友達として…
という意味でも嬉しかったんだ…。

(私)千代

そう、まだこの時は
友達として…という意味だった。

(私)千代

それは、冬休み中に判明する。

ケイスケくん

そういえば、けっこう一緒にいるのに
LINEとか交換してなかったよね…w

千代

う、うん…そだね…(汗汗焦っ)

ケイスケくん

はいっ！ww

(私)千代

笑顔のケイスケくん…
好き…が頭の中で渦巻いて
焦り倒す私……(焦)

(私)千代

この日、ケイスケくんは30分ちょっと
でLINEだけ交換して帰って行ったが…

(私)千代

あとには、ケイスケくんが口を付けた
マグカップと…
ケイスケくんのLINEのアカウントが…

(私)千代

ケイスケくんが言った好きが
どういう意味かずっと考えていて…

(私)千代

その日は眠れなかったのは
言うまでもない…。

つづく………。

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るぅみぃ

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