主
主
主
凶一郎
凶一郎は太陽の元へと駆け寄り、ぎゅ、と抱きしめた。
太陽
凶一郎
凶一郎
凶一郎
凶一郎
太陽の胴体に回された凶一郎の腕に力が入る。
もう決して離さない、というように。
少し顔を上げて見た義兄さんの顔は、真っ赤だった。
こんな状況なかなかない。
俺は少し、いたずらしてみたくなった。
太陽
わざと、少し冷たく、突き放すように言ってみる。
凶一郎
慌てたように紡がれる、早口な言葉。
その直球な言葉に、今度は俺が真っ赤になる番だった。
やっぱり憎めない。
だって俺は。
凶一郎
太陽
太陽
俺は兄さんが、いや、凶一郎さんのことが。
太陽
愛のカタチ ~fin~
主
主
主
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