僕の家は… 今思えば 酷い家だった。 親との喧嘩も止まない。 何回も、 何回も、、 怒り狂ったお母さんが、、、 殴ってきた、 幸いだったのは 親が共働きなこと、 おかげで日中は 「勝手に食べろ」 と言われた お弁当を持って近くの公園に寄れた。 人気はあまりなかったけど、 あの頃の僕にとってはそれがちょうど良かったし。 朝起きてお母さんたちが出てったら 公園に夕方までずっといる、 お母さんが帰ってくる前に帰って 夜を耐え抜く。 そんな変わらない日常。
そこ生活が変わったのはいつ頃だろうか、 7歳ぐらいだろうか?
いつもの公園に行くと、知らない女の子がいた。 最初は怖かった。 虐待のせいだろう、 あの時の僕は 人を信じられない性格だった。
?
おらふくん
おらふくん
?
?
?
セレナ
話を聞くとその子は僕よりも 一歳年下だと言う、 とても そうとは思えないな、 だって 僕よりも 大人びてるんだもん。 毎日行ったらあの子がいて、 悩み事を喋っても、 優しく接してくれて、 いつしか、僕はあの子のことを好きになっていた…
そんなある秋の日、 いつも通り公園に行くと、、 あの子が泣いていて、
おらふくん
セレナ
セレナ
セレナ
セレナ
おらふくん
おらふくん
セレナ
セレナ
セレナ
セレナ
セレナ
セレナ
おらふくん
よく見ると、 、
セレナ
セレナ
セレナ
セレナ
セレナ
セレナ
セレナ
その日あの子はすぐに帰って行った、 あれからも、 何度も、 何度も、 何度も、 公園には…行ったけど… あの日から、あの子が公園に現れることは一切なかった、 でも、僕は、諦めなかった…
もう、冬か… でも、 もう、 あの家にいるのは… 疲れたよ…… もう、 嫌だよ… 家を逃げ出して、 走って 走って、 たどり着いたのは 宮殿だった、 でも、もう、あの厳しい寒さには耐えきれなかった。 倒れて…しまう…
おらふくん
?
おらふくん
?
?
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
でも、 君は 君は… 僕を裏切るんじゃ…
おんりー
おらふくん
おんりー
あ、れ? なんか… 目から、 涙が…
おらふくん
おらふくん
月日は流れ…… 君が来たんだよ、 “愛姫” 君は… 君は… 君は、すごく、“セレナ”に似ていたんだ。 きっと似ているからだろう、 見た目も… 性格も、 だから 好きになって…しまったんだろうな… もう、別れたくないから、 セレナに、悪いからって、 恋愛はしないって決めてたのになぁ…笑
瑠奈
瑠奈
コメント
1件
なるほど、好きになった理由はこれか…