なんでよ……

なんでよ…

好きって言ったじゃん

幸せにするって言ったじゃん…

なのに、貴方は…

なんで他の子と仲良くするの？

私とは話さないのに…

ひどいよ………… 私の頭は「不安」でパンクしそうだよ

高校2年のある日

告白は、君からだった

屋上

私も元々好きだったから 告白をokした。

そして、頬を赤く染めて 手を差し出した

それが間違えだったのかもしれない。

数日後

君は居残りで遅くなった私を 待っていてくれた

私がドキドキしていたの、 気づいていたよね？

君だって顔が赤かったよ？

結局、家まで送ってくれた。

君の歩いていく後ろ姿…

今でも思い出す。

そして、

君の手の温もり。 すごく安心する温もり。

私は、これまでに感じたことの無い 胸のときめきを感じた。

それから１ヶ月。

君との関係もだんだん変わっていった

私とは話さないし、話しかけたら 無視。

君はだんだん私に冷たくなった

興味、無くなっちゃったの？

最近こればっかだよね。

すごく寂しい。

見捨てられた感じで…

遊びに誘っても

だもんね。

嫌われちゃったかな…

って不安になったけど 直ぐにそれは知らされた

他の子に告白していたところを 見てしまった

ぎゅーーー

胸が締め付けられた

苦しい…

何度も死のうとした。

もう無理…

私は友達の優羽に相談することにした

携帯を閉じた。

優羽にはあぁ言ったけど

無理だよ。

苦しい…

ただそれだけ。

次の日

１ヶ月後

彼女は癌で亡くなった

それから1週間がたった

メール

ﾊﾟﾀﾝ📱

今でも覚えてるよ

君の落ち着く温もり

爽やかで、優しい花の匂い

君も覚えててくれると嬉しいな

私は後ろを向かない

前だけを向いて進む。