eto
なんで?いつもいるのに?
eto
ビューッ
か、風が!
na
eto
振り返るがnaさんはいない
確かに風がふくのと同時にnaさんの声が聞こえたんだけどなぁ
rn
もう一度振り返ると、いたのはnaさんじゃなくてrnだった
eto
重そうな鞄を持っている
eto
rn
rn
eto
naさんの声が聞こえたし待ってたほうがいいのかなぁ
でも、遊べないって言ってたしなぁ
どうしよう…
eto
rn
rn
eto
no
no
rn
eto
rn
no
no
no兄は今にも幽霊が出そうな声で話す
昼間なのにゾクゾクしてきた
no
rn
no
花は一年間咲いているということはあまりなく
だいたい、どの季節かに咲き、枯れるか散ってしまいます
まぁ、前置きはこれくらいにして
本題に入ります
この町には死んだ人の遺灰と一緒に花を植える習慣があるんです
そして、その花が咲く時期にお参りに行くんです
でも、もしその習慣を一度でも忘れてしまえば、幽霊はその花が、咲く時期にまたこの世に来てしまうのです。
大正時代でしたか、この町に一人の少女がいたんです
その子の名前は桜市いのあ
病気を抱えていましたのであまり、外には出られないのですが
毎年、桜の季節になるとお医者さんから許可を得てお花見にいっていました
いのあの母
いのあ
いのあ
いのあ
いのあの母
いのあ
ですが、その願いは叶えられず
いのあの母
いのあ
医者
いのあの母
医者
いのあの母
いのあ
いのあの母
いのあ
彼女はそう言い紙を渡しました。
いのあの母
そこに書いてあったのは…
お母さん 私はもう少しであの世に行ってしまうかもです。なので、最後の私のわがままを聞いて欲しいです。私の遺灰と一緒に桜の苗をあの桜並木に植えて欲しいです。そしたら、あの世に行ってもずっと、桜を見れるから、だからお願いします。
その言葉を残し、いのあさんはあの世へと言ってしまいました。
rn
no
なぜか、心当たりがある何かが…
eto
rn
eto
彼女の家族は
彼女の遺言通り桜の木を植えました
そして、毎年桜の咲く時期にお参りに行っていたのですが
時はすぎ、両親が死んでしまうともう彼女のお墓にお参りするものはいなくなってしまいました
それからというもの、桜の咲く時期になると彼女の幽霊が出てくると言います
今年ももしかしたら…
rn
no
eto
rn
no
eto
no
どうしよう!
もうすぐ、naさんが
消えちゃう!