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フォローしました! 物語の構成が好みです!
浮気性の恋人に続いて読ませていただきます! これからも頑張ってください
フォロー失礼します!!
「浮気性の恋人」 という妄想をやっている途中ですが、 別の妄想物語を作りたくなったので やらせていただきます! ( *´꒳`* )
それではどうぞ!
ついてくるから突き放した。
「そばにいたい」と 言うから離れた。
「好きだ」と言うから 「嫌い」と言った。
__僕にはそうすることしかなかった。
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七夕の短冊、 初詣の願いごと、 希代の流れ星……。
願うのは、 ずっと変わらず同じこと。
JUNGKOOK
鏡に写っている、 指定の制服を身に纏う(まとう)自分の姿。
今日から高校生だというのに、 なんだかまったく実感が湧かない。
ずっと憧れていた高校……。
今日から高校生活が始まるんだ。
この日をどれだけ待ちわびただろう。
もう、今日からの “1年“ が楽しみで仕方ない。
JUNGKOOK
指定のカバンを手に持ち、 家を出る。
僕の声に帰ってくる声はない。
学校は、 家を出て徒歩20分程度で着く場所で、 登校時間は極めて短い。
かといって、 家に近い学校を受験したわけではなく、 僕の場合は学校に近い場所に引っ越した。
まだ慣れない通学路を歩き、 すぐに到着した学校。
JUNGKOOK
とりあえず、 クラス表を見に行こうと思い、 僕は当たりを見渡した。
人だかりができている場所を発見し、 足をそちらのほうへ向ける。
あそこかな……? と思い行ってみると、 案の定クラス表が大きく張り出されていた。
1組から自分の名前を探していくと、 3組に【チョン・ジョングク】 の文字を発見。
特にこだわりがあるわけでもなく、 自分のクラスにどうこうと思うことはなかったけど、 ただ、 クラスに馴染めるか心配だった。
中学の同級生…… ましてや知り合いなんて皆無で、 学年には多分顔見知りすらいない。
JUNGKOOK
でも、たとえできなくても、 この高校に入れた時点で幸せだった。
この高校に来た目的はただ一つ。
“あの人“に会うためだから。
__コン、コン、コン。
JUNGKOOK
ドアをノックし、 校長室と札のかけられた部屋へ入る。
真っ先に機会に入ったのは、 1人でぽつんと椅子に座る、 綺麗な男性。
校長先生と会うのは、 1度お話した以来だ。
JIN
JUNGKOOK
JIN
JUNGKOOK
JIN
その先の言葉を濁し、 ゆっくりとこちらに近づいてくる校長先生。
なんだか怖いその表情に 反射的に一歩後ずさる。
JUNGKOOK
みるみる縮まっていく距離。
気づけばすでに目の前にいる先生を、 訳が分からずじっと見つめた。
それが、 逆効果であったとも知らず…。
JIN
JUNGKOOK
JIN
JUNGKOOK
JIN
語尾にハートや音符マークが付いてるかのようにウキウキと話す先生に用件を伝えれば、 はっと我に返って僕を抱きしめる手を解く。
息苦しさから解放かれた僕は、 ふぅ……と息をはいて胸を撫でおろす。
JUNGKOOK
この高校の校長先生は、 少し変わった方らしい。
JIN
何やら机の引き出しをガサゴソと漁りながら、 突然声を上げた先生。
JIN
先生は引き出しから出した用紙を僕に渡し、 ニコッと微笑む。
JUNGKOOK
JUNGKOOK
少しもったいないと思ってしまったのは内緒だ。笑
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司会者
司会のアナウンスとともに、新入生が体育館に入る。
いったん全員教室に集まり、 そこから出席番号順に並んできたらしい。
新入生代表の宣誓があるため、 僕は自分のクラスの1番後ろにぽつんと座った。
前のクラスを見渡せば、 男性同士で楽しそうに話をしている人達が目に入る。
JUNGKOOK
JUNGKOOK
少し凹みながら、 じっと席に座る。
……ただ、 なんだか気になって仕方ない。 いろいろなところから感じる視線。
JUNGKOOK
JUNGKOOK
生徒
生徒
生徒
まさかそんなことを言われてるなんて知る由もない僕は、 静かに式の行進を待った。
結構長くなってしまいましたね… すいません( ´・ω・`) これからも「浮気性の恋人」と 「君だけは無理」をよろしくお願いします!