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俺が好きになったのは、男の人だった
その日、俺はぼーっとしていた
つまらない日常にイライラして
どうでもいいとすら思っていた
そんな中信号で止まっていると
゛彼゛がいた
一目惚れだった
彼は俺と同じ制服を着て、一人で信号の向こう側に立っていた
思わず声をかけた
瀬乃(せな)
毎日が幸せだった
一緒に買い物をしたり
クレープを食べたり
お出かけしたり
向こうから告白してくれて付き合い始めた
今までのつまらない日常が嘘のようだった
こんな日々が続けばいいと思っていた
あのときまでは
ドンッ
俺は車に轢かれた
事故だった
すぐに病院に運ばれた
でも俺には分かった
もう助からないという事に
快兎(かいと)
なんでかな
そう言ってくれる君が凄く愛おしい
今までよりずっとずっと愛おしかった
快兎(かいと)
そう言ってないている君を見ていると
不思議と笑顔になった
瀬乃(せな)
笑ってほしい
もっと、もっと笑顔を見せてほしい
瀬乃(せな)
快兎(かいと)
彼は優しくキスをしてくれた
ずっとずっと優しい彼
大好きな彼
笑顔な彼も
ないている彼も
すねている彼も
いろんな彼を知っているのは俺だけ
そう思うと
安心する
瀬乃(せな)
瀬乃(せな)
快兎(かいと)
快兎(かいと)
あぁ、…
なんで俺なんだろう
俺な理由がわからないまま死んでしまうなんて
嫌だな…
本当なら
まだ生きていたかった
2人で一緒に暮らして
幸せに生きたかった
叶わないことだったのかな…
俺が男の子に恋をしたのがいけないことだったのかな…ッ
でも、幽霊になって彼のそばにいるのも悪くないな
瀬乃(せな)
快兎(かいと)
瀬乃(せな)
快兎(かいと)
ピーーーー
その日俺は死んだ
幸せだった
最愛の人に見守られて
眠りについた
そして
ソの日カラ俺ハ彼にシっかり挨拶をスル
瀬乃(せな)
快兎(かいと)