日本国民
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眠るお前の隣で、ただお前を眺める。
見れば見るほど傷痕だらけで、自分の行動を思い知る。
お前は俺から離れることなどできない。
そんな期待を、絶対裏切らないという保証が欲しかった。
お前はずっと俺の言う通りにしていればいい。
お前の全ては俺だけでいい。
お前と話せるのもお前に触れられるのも、ましてや暴力を振るえるのも。
俺はこんなにもお前を愛しているのだから。
自分の異常性ぐらい理解できる。
こんなこと、お前は望んでいないこともとうに知っている。
痣をなぞるように、そっとお前の頭を撫でた。
辛そうに丸まっているお前は発汗し、呼吸を荒げ魘れている。
貧血になっているのか、顔が青白い。
起こしてしまっただろうか。
お前は二度ほど瞬き、此方へ視線を移す。
目が合ったその瞬間、俺は病的なまでに衝動的にお前の首を掴んだ。
日本
と、お前は驚いたような声を漏らす。
俺を見るお前の曇った瞳が心底恐ろしく、憎々しかった。
お前がいつか俺に明確に嫌悪を表すことを想像してしまったからだろう。
止めようとも思えず、そのままお前の首を締め付けていく。
嫌われるのは当然のことだろうとわかっているのに。
日本
お前は苦しそうに顔を歪ませ、目には涙を浮かばせている。
暴力的で他者に見せるべきでなく、すべきでもない行為。
それをすることは、この上ない愛情表現でもあるだろう。
俺はお前を確かに愛している。
アメリカ
アメリカ
日本
語りかけると、お前は苦痛に喘ぎながらも何度も頷く。
肯定していることを確認し、手を離した。
日本
お前はぐったりし、肩を揺らしながら呼吸を整えている。
その姿があまりに辛そうで、気の毒だと感じた。
それでも好かれていたいと思うのは身勝手なのだろう。
しかし俺を拒むことなど許さない。
お前を手に入れるためにここまでやったんだ。
もうお前は一人で歩くことすらできない。
もう何をしたって取り返しがつかない。
責任取ってやるから。
お前はこのままずっと俺から逃げられないで、俺の思い通りでいればいい。
終