南野絵理
パチンパチンと 聞き慣れつつある音が
断続的に耳に流れる。
ホチキスの音、 ペラリと紙を捲る音。
あれ、私は何をして…。
南野絵理
北信介
北信介
勢いよく顔を上げると 目の前には北くんと、
右から左へ移動しつつある プリントの山。
ライトブラウンの瞳と目が合い、
私は急いで 口の端のヨダレを拭った。
南野絵理
南野絵理
南野絵理
北信介
南野絵理
南野絵理
北信介
北信介
北信介
南野絵理
南野絵理
北信介
北信介
南野絵理
と、肩から何かが落ちそうになり、 反射的に掴む。
それは見覚えのある えんじ色のジャージ。
北信介
南野絵理
南野絵理
北信介
南野絵理
北信介
おかしそうにクスリと 笑いをこぼす北くん。
つい最近見るようになった この優しい微笑みには
まだまだ慣れない。
南野絵理
南野絵理
なんて自嘲しながら 北くんのジャージを畳んだ。
北信介
パチンッと4枚のプリントを 冊子になるように止める。
4つのプリントの山が 1つの冊子の山に変わっていた。
青かった空もあっという間に 朱色に染まっている。
南野絵理
北信介
冊子の山を 黒板横の棚の上に置き、
机を元の位置に戻す。
北信介
南野絵理
北信介
北信介
南野絵理
ズバッと正論で叩き切られ、
大人しく昇降口に進んだ。
北くんに██されるまで あと12minutes.
コメント
6件
むむむ??🤔 これはもしや、、、!!!! こうやってワクワクする作品作れるのまじ尊敬する🥺 遅れちゃったけど1800人おめでとう!!!
え、もしかしてキス!? キスですか!?!?!?(((落ち着け