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適当って万能な言葉だなって( ◜◡◝ )

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適当って万能な言葉だなって( ◜◡◝ )

2 - たまにものすごく茶番がやりたくなる時ってありませんか?🫨

♥

45

2024年11月26日

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レン

……

レン

は? なにココ

【ざっくり人物紹介】 名前はレン。なんかすごい能力もってる能力者。どちらかというと、ヴィランサイドの人。

木の板から細い金属のアシが生えたチープな机、ソレに似たデザインのいかにもシリが痛くなりそうな椅子……そして、イヤでも目につく白い文字が刻まれた黒板。 ——『宣伝しないと出られない部屋』?

レン

ん?

なにやら視線を感じて振り返ると、可愛らしいおね〜さんと目が合った。

???

わお、やっと気づいた♪

薄いえんたん色の髪と眼帯が特徴的で、年齢不詳なおね〜さん。 おね〜さんは妖美な微笑みを浮かべて、ただコチラを見つめている。

……怪しいからとりあえず四肢もぐか。 そう考えて、いつも通り能力を発動させようとしたところ、奇妙なコトにまるで手応えが無ぇ。

レン

アレ? ……あ〜。まさか、そーゆー

もしかしたら、このおね〜さんも能力者だったりして。そんな結論にいたり、ひとまずは警戒しつつも、情報を集めるコトにした。 ……能力を打ち消すタイプの能力者か。思いつく顔や名前はないケド、あり得なくはないハナシだ。

???

そんなに見つめられると、ボク、照れちゃうな♡

レン

ヘェ、そーなんだ

テキトーに返したら、心なしか顔をほころばせて嬉しそうにしている。 レンさんのタイプじゃなさそうだし、あんまり関わりたくねー人ってカンジだ。

レン

ところで、ココどこ?

???

うふふっ、名乗ることすらさせてくれないなんて……♡ はぁ、ボクの尊厳が、価値が! 否定されている感覚……ッ! っん♡ 心地いい、本当に心地がいいよ……♡

キモ。思わず漏れ出しそうになった本音をあわててノドの奥に押し戻す。これを口に出すと、イマ以上に面倒なコトになりそうだ。 レンさんとしては、一刻も早くこの変な人のモトから離れてぇ。刺激になりそうなコトをうっかり口走らないように、ストレス承知で細心の注意をはらっておこう。

レン

そーいえば自己紹介してなかったっけ。どーも、レンさんで〜す! おね〜さんはなんてゆーヒト?

???

……わかってないな〜……。んふふ、けど、キミはイイ筋だ。さっそく気に入ったよ♪

マイ

ボクは賀茂真生(カモ マイ)。残念だけど、ボクを当てにしない方がいいよ♪ なんたって、つい先程までキミとまったく同じ状況だったからね♡

【ざっくり人物紹介】 名前は前述のとおり。優しくされるのが嫌いな生粋のドM。絶対に礼を言わない、そして絶対に相手を蔑まない人。ちなみに性別は男。

レン

そっか、じゃあ——

マイ

これからどんな拷問が始まるのかとワクワクしていたところで、キミが現れたんだ!

マイ

本当に突然だったよ……何者かの声がすると思って振り向いた時には、すでにキミがいたんだからね♪

マイ

ボク自身、こんな非科学的な体験は初めてだ! これからどんな未知なる拷問が待ち受けているのかと思うと、身震いが止まらなくてっ、それはもう実にたまらない気分だよ……ッ♡

レン

……

このヒトはもう放っておいた方がよさそーだな。久しぶりに、時間の無駄ってカンカクを感じた。

マイ

これまで受けてきた——

すこし小うるさいBGMをよそに、辺りを見まわす。すると、黒板とは反対側に並ぶロッカーの上、そこになにやら小物がおかれているコトに気がついた。 さっすがレンさんだね〜!

レン

アレ、なんだろ

眺めていても分からなかったので、ソレの目の前まで移動し、顔を近づけ観察する。 それは、四角いハコに電子装置が張り付いた——

レン

って、コレ。思いっきり爆弾じゃん

マイ

あ、そうそう。ボクもそれにはビックリしたよ♪ まさか、爆発オチなんて安易で曖昧なモノをご所望されるとはね♡

やっぱり、レンさんを始末するコトが目的なのか? でも、最近は特におとなしくしていたし、ココロアタリがまるでない。むかしの恨みってコトもあるケド、恨みをもたれるようなヒトは毎回おソウジしているハズだし……誰かがヤり漏らしたとか? ……それに、レンさんヒトリってゆーのも納得いかねぇわ。どっちかっていうと、先に殺されるのはアヴィだと思ってるし、そうであってほしい! あわよくばもう死んでねーかな、あのヒト。

レン

それにしても、爆弾ってきいて驚かないなんてね。もしかして、そーゆーヒトだったり?

マイ

それはこっちのセリフでもあるけどね♪ まあ、ボクが何者かはキミのご想像におまかせしようかな♡ お互い、その方がイイでしょ?

レン

ははっ、ツクヅクつまんねーヒト

マイ

んぅ……っ♡ もっと、もっとちょうだいッ♡

レン

遠慮しとくよ

マイ

んはぁっ♡

ついやってしまった。ま、いっか。 ……それにしてもこのヒト、ただのヘンタイってワケじゃなさそーだ。 あの回答のしかた、そして投げかけられた質問に乗じたカマかけ。『慣れてる』、そんなイヤ〜なカンジ。

レン

表示されている数字は《24:00》。これはたぶん、残り24分ってコトだよねー

???

ピンポーン! 大正解です!

調子のいい声とともに、バンっと大きな音を立ててハジにあった縦長のロッカーが開け放たれる。 中からはナゼか、灰色でミミが隠れる長さの髪に、派手な服を着たおに〜さんが出てきた。 顔半分をおおうヤケドの跡がまず目に入り、よくみると灰色の髪の中でヒトフサだけ黄色く染められているのがわかる。また、右の瞳が黒で、左の瞳、すなわちヤケド側の瞳の色素がかなり薄く、灰色にみえるコトも特徴的だ。

キゼン

余計な話しかしない君らのために、僕が精一杯端的で簡潔に説明するね!

キゼン

僕の名前は城蟬(キゼン)。今回の司会、とはいっても特別やることもないから、まったくもって大袈裟な称号なんだけど……まあ、運営側とでも思ってくれればいいかな

【ざっくり人物紹介】 名前は志麻城蟬(シマ キゼン)。なんかすごい能力者。この人がレンの能力を打ち消してる。妹だいすきヒューマン。

今回の司会? 運営側? ポンポンと投げ込まれる情報に疑問符は絶えないけれど、このまま解を待たずに思考を続けるのも無駄だろうね。 まずは、このおに〜さんの言ってるコトを正しく理解して、頭の中を整理しよっと。

キゼン

それで、その爆弾だけど……君らが無意味な雑談をすればするほど、表示されている時間が減っていく仕組みになっています

レン

えぇ〜……。そーゆーのは最初に知らせるべきでしょ……

マイ

うふふ♡

キゼン

あ、そうそう。教卓の中に君らがやるべきことがありますよ。……ヒントはこのくらいで問題ないかな

???

それじゃあ、爆発しないように頑張ってください☺️

言いたいコトをすべて言い終えたのか、おに〜さんは近くのイスを引くと、レンさんたちの方へ向け、ためらいを感じさせない手際でそのイスに腰かけた。 そのまま、いっさいを語らない静かな双眸(ソウボウ)をコチラに向けている。

マイ

やるしかないみたいだね♪ ボクとしてはこのまま爆発オチっていうのも悪くないけど、キミは違うみたいだからさ♡

レン

ヨケーなコト、喋らない方がイイんじゃねーの?

マイ

ん……♡

おね〜さんは、自身を両腕で抱くようにして恍惚としたカオを——って、そんなコトはどうでもいーの。 ……やるべきコトか。とりあえず、教卓を調べてみよう

レン

コレ、かな

中からは、ホチキスでとめられた数枚のA4紙がでてきた。 文字はほどよい大きさ、読みやすい行間を保ちながら、紙の上に整然と並んでいる——とでもいえば聞こえはイイけど、単にコンピュータで打たれた文字ってコト。

マイ

『これはカンペです。以降、書かれた文を全て読み上げてください。ただし、カッコ内の言葉を読み上げる必要はありません』……だって♡

レン

はやいトコ済ませてかーえろ!

マイ

よく見ると、役が振り分けられてるみたいだ♪ それじゃ、ボクから読むね♡

マイ

こほん

マイ

Hey! ジョニー! じつは最近悩みがあるんだァ……よかったら、聞いてくれないか☆(肩をすくめて首を振る)

レン

……それは困ったなァ、マイク! このジョニーが、キミの悩みをパパッと解決してやるぜ☆(ウィンク+サムズアップで白い歯を光らせる)

マイ

やはりキミこそが、BFF! マイク、感激で涙がでそうだッ!(声と肩を震わせながら拳をにぎる)

レン

HA☆HA☆ その涙は、キミの悩みが解決する時まで取っておいてくれよ! キミが泣いてちゃあ、悩み相談どころじゃないからNA……(最初は冗談まじりに、最後の方はちょっと心配そうに声を抑えながら)

マイ

わかったよジョニーッ! この恩は絶対に、一生涯忘れやしないよ‼︎(ハンカチーフ片手に決意を固める)

レン

ねぇ、これいつまでやるの?

手元でクシャリと音がしたので目を向けてみると、いつの間にかカンペ(笑)に深いシワができていた。これはしょーがないよね。 ……もしかして、ずっとこのひたすらに寒いコントを続けるワケじゃないよね? こんな誰のツボにも当てハマらなさそうな薄っぺらいネタを長々とこの舌でしゃべり続けなきゃいけないワケないよね? というか、このカッコなに? この細かい動作の指定になんの意味があるの? この紙ビリビリに破いて考案者の口に突っ込んでやりたいなー。

マイ

んふふ、イイ眼差しだ……♡ ただその質問は、ボクにきかれても困るかな……それがまた、いいのだけどっ♡

レン

そっか、じゃあ黙ってろ

マイ

あはっ♡

レン

あと、そこ。頑張って笑い堪えてるみたいだけど、ジューブンうるさいから

キゼン

これは失礼

ここにマトモなヒトはいないものか。いないなら誰か分けてくれ、レンさんだけじゃ足りねーもん。

レン

はぁー……これってとりあえず、宣伝すればいいワケだよね?

キゼン

はい、そうです

レン

ならこうして、無駄な部分を省いていけば——

レン

『前回、適当にやりすぎてしまったことを反省し、今回はお試し的なかんじで投稿してみました』

マイ

『このような雰囲気の、中々に中途半端な出来になるかと思います。それでも大丈夫だよという優しいお方は、現在も募集しておりますのでお声かけ頂けると嬉しいです☺️』

キゼン

『この小説の趣旨はあくまで《息抜き》ですので、投稿日時が安定しないかと思います。参加される方は何卒ご了承ください』

レン

『ご質問はコメント欄にて受け付けておりますので、お気軽にどうぞ。また、参加される方に条件はございません。初見の方でも未フォローの方でも大歓迎でございます🙌』

マイ

『それでは、お待ちしております✨』……だってさ♡

レン

おに〜さんも読むんだねー

キゼン

『p.s. 女の子がいないくてむさ苦しいですって? このてろんぷが女の子をこんな危険な目に合わせるわけがないでしょう😌』

レン

マイ

ふふ♡

キゼン

ふむ、もう君らは用済みだけど……どうかな? 一発ハデに爆発しちゃってみる?

レン

ソレ、本気(マジ)で言ってんの?

キゼン

は、ははは、そんな殺気立たないでよ。ちょっとした冗談だから……

マイ

そのちょっとした冗談は、今の彼にとって火に油だけどね♪

レン

レンさんもう疲れたのー! はやく帰りたいんだよー!

マイ

ボクはもうちょっとキミと一緒に

レン

黙れって、さっき言ったよね?

マイ

んんっ♡

キゼン

それじゃ、君らを各々の世界に返すとしましょうか……

キゼン

——【これは現実だ】

レン

……ッ

目を開ける。すると感覚的に、自分は戻ってきたのだと理解した。 そこは薄暗い部屋で、辺りには鉄サビのニオイが充満しており、薄気味ワルい笑みを浮かべたソイツが、レンさんの顔を覗き込んでいる。

アヴィ

なんだ、生きてましたか

この不愉快なキモチも、戻ってきたコトを感じさせる材料の一つだ。

レン

……あれは、夢? にしては——

アヴィ

寝ぼけているみたいですね。よろしければ一発、さしあげましょうか?

さっそく眉間にジューコウを突きつけられる。それに対してレンさんもいつも通り、そのジューコウを右手で掴んでよそへとズラした。

レン

君、ホント嫌い

アヴィ

なら早くしてください。それとも、メルポの子守りを僕の代わりにやってくれるんですか?

レン

うるせーなぁ。はやく案内しろって言ってんだよ

アヴィ

はぁ、あなたの言葉遣いは本当に感心しませんね

レン

……シネ

アヴィ

なにか言いましたか?

レン

いいや〜、なんにも

レン

詳細設定:参加型設定6話

マイ

詳細設定:参加型設定11話

キゼン

詳細設定:参加型設定12話

キゼン

ちなみに僕の能力は、口にした事実を嘘にかえる能力だよ✌️

マイ

それにしても、こんな茶番に最後までお付き合い頂けるなんてね♪

レン

いやー、とんだヒマジンがいたもんだ

キゼン

君らは礼の一つもまともに言えないのかな……

キゼン

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!

キゼン

またどこかでお会い致しましょ〜

アヴィ

👋

適当って万能な言葉だなって( ◜◡◝ )

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コメント

1

ユーザー

ご無沙汰です🙏 ご依頼された絵は現在製作中でございます😌(遅くて申し訳ないです😭) ふらっと立ち寄っては息抜きに適当な作品をあげると思います🙇 参加型作品にいいねできていなくて申し訳ありません😣 一応、時間がある時にウェブで検索して確認したりはしていますので、お許しください💦(アプリで起動している時にはいいねします✨)

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