我ら、轟家家政婦！！【未完結】

ブライヤの視線が意味ありげに 爆豪を貫いた

A組一同 「突然凄い設定盛り込んで キタァアー!!!?」

どんだけブライヤ先生に 殺意マシマシなの… とA組一同が心で意気投合した

あやふやだなぁ… とほわほわしてると

「「「いたら逆に 大問題だよッ！」」」 　出久が今にも殺しそうな殺意 マシマシのまい先生の元に寄って 無事か確認している時。背後で 「グハァッ!!」とミラー先生の 無駄にリアルな叫び声が聞こえた

出久がバッと振り返れば、 ミラー先生が崩れ落ちて、倒れる 先生のそばには……風呂敷包み…… いや、赤ちゃんを持った ブライヤ先生が立っていた。

状況が分からない出久をすっかり 置いて、ブライヤ先生は 助産師（ミラー先生）、そして 出久とまい先生から瞬時に離れた

ブライヤ先生は赤子の顔 （だろう箇所）にクナイを向けた

信ッじられない……！ ブライヤ先生が赤ちゃんを 勢いよく頭上へ放り投げた。 体育祭天井スレスレを飛ぶ 赤ちゃん……。そしてブライヤの クナイが勢いよく赤ちゃん 目掛けてぶっ放された。

ブライヤのクナイをかわし、 ジャンプし、赤ちゃんをキャッチ！ そしてザザッと音をたてて 床に着地する。

赤ちゃんは囮……!!まい先生 から引き離されてしまった！

間に合え、間に合え……!! 足にグッと力を込め、 再び飛び出そうとした時、 走るブライヤ先生がニヤッとして 出久を……出久の抱えている 赤ちゃんを指差した。

赤ちゃんが……赤ちゃんを 包んでいた風呂敷が爆発してた なんで!?　いつの間に……!? ブライヤ先生の攻撃からは 確実に助けたはず……!! 何故と考えた次に、 パッと正解が浮かんだ。

ブライヤ先生が赤ちゃんを宙へ 放り投げたときには、 すでに風呂敷になにかを しかけていたのだ!! 絶対に出久に見えないように！ すでに燃えている赤ちゃんを 宙へ飛ばし、わざとクナイで殺す 真似をしたのだ……。 全て読まれていた……！ 出久が赤ちゃんを 取り戻すのでさえ、 計算のうち……!!　出久が確実に まい先生へ駆け寄れないよう、 何手も念入りに仕組まれていた。

出久が慌てて赤ちゃん （お土産の箱）から燃え盛る おくるみ（風呂敷）を 剥ぎ取ったのと、ブライヤ先生が まい先生をクナイで貫いたのは 同時だった。

よ、良かったぁあ！ 普通にまい先生は刺されたと 思うくらいギリギリの タイミングで避けてた……、 出久がヘナヘナと崩れ落ちる。 燃える風呂敷は轟が瞬時に 氷を出して火を消してくれた。

「「「（げ、外道すぎる デモンストレーション……!!）」」」

生徒が亡くなった、それを 聞いてA組は水を打ったかのように シーンと静まり返った。

あんまりにも静かすぎて、 出久の、消えかけの、 ほとんどささやくような質問は、 ハッキリ響いた。

くらい雰囲気にその空気を作った 本人が先程とは違う雰囲気で また話し始めた

さっきとは違って少しヘラヘラ しながら意味ありげに言ってきた