佐倉井瀬奈と、小泉天音の縁が切れた。
そんなことは、瀬奈にしか分からなかった。
天音には、ただの八つ当たりだろうとしか、 思われていなかった。
しかし、瀬奈は天音を無視する。
その行動が、あとで瀬奈を後悔させるなんて、 本人も感じていなかった。
小泉天音
佐倉井瀬奈
小泉天音
佐倉井瀬奈
小泉天音
佐倉井瀬奈
ここで、瀬奈が立ち去る。
瀬奈と天音の会話は、いつもこれだけだった。
天音は、瀬奈を助けてあげたい。
が、それを、瀬奈は無視する。
……………うざい。
それが、瀬奈の本音だった。
そんなことが続いていた、ある日のこと。
天音の隣には、金宮亜由美という、 天音の、違う組の友達がいた。
いつも通り、天音は声をかける。
小泉天音
佐倉井瀬奈
小泉天音
小泉天音
佐倉井瀬奈
金宮亜由美
小泉天音
佐倉井瀬奈
ここで、亜由美が、割り込んできた。
小泉天音
金宮亜由美
佐倉井瀬奈
亜由美が、瀬奈を冷たい目で見た。
金宮亜由美
佐倉井瀬奈
小泉天音
瀬奈が困惑したとき、天音が反論した。
小泉天音
佐倉井瀬奈
金宮亜由美
亜由美が困った顔をしたと思ったら、 すぐにぱっと明るい顔になった。
金宮亜由美
小泉天音
金宮亜由美
亜由美は、ガッと瀬奈の胸元を掴んだ。
佐倉井瀬奈
小泉天音
金宮亜由美
亜由美の表情は、さっきの顔とは全く別人のように、 鬼の形相になっていた。
金宮亜由美
佐倉井瀬奈
金宮亜由美
小泉天音
金宮亜由美
亜由美は、瀬奈の上着から手を離し、 微笑みを浮かべた。
金宮亜由美
佐倉井瀬奈
瀬奈はこのとき悟った。
自分はいずれ、全校生徒からいじめられるようになると……
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