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コネシマ
鬱
コネシマ
鬱
コネシマ
鬱
鬱
コネシマ
大先生はそう言っていた
梅雨時ずぶ濡れのまんま
部屋の前で泣いていた
鬱
夏が始まったばかりというのに
大先生は酷く震えていた
そんな話で始まる
あの夏の記憶だ
コネシマ
コネシマ
鬱
コネシマ
鬱
鬱
コネシマ
鬱
鬱
そんな君に俺は言った
コネシマ
鬱
財布を持って
ナイフを持って
携帯
ゲーム
カバンに詰めて
要らないものは全部壊していこう
あの写真も
あの日記も
今となっちゃもう要らんわ
鬱
と
コネシマ
の
君と俺の
旅だ
そして俺らは逃げ出した
この狭い狭いこの世界から
家族もクラスの奴らも
何もかも
全部捨てて!
君とふたりで!
コネシマ
鬱
遠い遠い誰もいない場所で
ふたりで死のうや!!
コネシマ
コネシマ
コネシマ
鬱
コネシマ
鬱
コネシマ
結局俺らは誰にも
愛されたことなどなかったんだ
そんな嫌な共通点で
俺らは簡単に信じあってきた
大先生の手を握った時
鬱
コネシマ
微かな震えも既になくなっていて
誰にも縛られないで2人
線路の上を歩いた
鬱
コネシマ
モブ
コネシマ
鬱
金を盗んで
2人で逃げて
コネシマ
鬱
どこにも行ける気がしたんや
今更怖いものは
俺らにはなかったんだ!
コネシマ
期待の汗も
鬱
コネシマ
落ちたメガネも
鬱
コネシマ
鬱
鬱
コネシマ
鬱
あぶれ者の小さな
逃避行の旅だ
コネシマ
鬱
コネシマ
コネシマ
コネシマ
コネシマ
鬱
鬱
コネシマ
鬱
鬱
鬱
コネシマ
鬱
コネシマ
鬱
コネシマ
あてもなく彷徨う蝉の群れに
水もなくなり揺れ出す視界に
コネシマ
迫り来る鬼たちの怒号に
モブ
モブ
鬱
コネシマ
鬱
バカみたいにはしゃぎあい
ふと大先生はナイフを取った
コネシマ
鬱
鬱
鬱
コネシマ
鬱
鬱
鬱
鬱
そして大先生は首を切った
コネシマ
まるで何かの映画のワンシーンだ
白昼夢を見ている気がした
コネシマ
気づけば俺は捕まって
モブ
モブ
コネシマ
コネシマ
モブ
コネシマ
大先生がどこにも見つからなくなって
コネシマ
コネシマ
大先生だけがどこにもいなくって
そして時が過ぎていった
ただ暑い暑い日が過ぎてった
家族もクラスの奴らもいるのに
コネシマ
あの夏の日を思い出す
俺は今も今でも歌っている
大先生をずっと探しているんだ
大先生に言いたいことがあるんだ
九月の終わりにくしゃみして
六月の匂いを繰り返す
大先生の笑顔は
大先生の無邪気さは
鬱
コネシマ
頭の中を飽和している
大先生は何も悪くないから
鬱
鬱
鬱
鬱
コネシマ
コネシマ