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夏休みが始まったぐらいのこと。 3年生の試合が終わり、俺ら2年生代のへと変わったすぐの話。
俺が通う中学校、 『和井手市立青快中学校』は、市立ながら男子テニス部が強豪の中学校なのだ。
特に俺らの代が今までで一番強いと言われており、学校全体から期待を寄せられている
自分が言うのもあれだけど、2年生の代では俺が一番上手いらしく、更に注目を浴びる的となっていた。
そんな折、今日は早速練習試合として バスケが強豪の中学校、 『和井手私立緑進学院中学校』へと来た
私立だからだろうか、学校の設備がとても整っており部活動生にとっては最高過ぎる
そんな環境下で今日は練習試合をする
貴人
貴人
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貴人
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グラウンドがとても広く、テニスコートまでが遠い。夏場というのもあり、移動するだけで汗だくだ。
貴人
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貴人
貴人
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そう言って貴人が指を指す方を見ると、そこには体育館で練習をしているバスケ部の人たちがいた。
貴人
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貴人
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身長といい、体格といい、どれも中学生とは思えない人ばかりだ。
流石全国に行くレベルの中学だなと改めて感じた。
貴人
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貴人
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貴人
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俺らが次に見たのは、バスケ部員なのだとは思われるが、メンバーにしては明らかに背が低い男の子がいた。
貴人
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貴人
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※PGが分からない方へ説明 PGとはポイントガードの略で、主にオフェンス時にチームに指示を出して得点シーンを作る役割の事です。
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貴人
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貴人
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いくらバスケの天才だとは言え、俺らテニス界には全くもって関係がないので、その場を離れようとした
その時だった
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shk
そう、その天才くんと目が合ってしまったのだ。しかも、どう目を逸らしたら良いか分からず暫く目を合わせたままだった。
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俺は彼に対して思ったことに引っかかりその場に足を留め続けてしまった。
その時、貴人から声をかけられた。
貴人
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呼ばれた際に目を逸らしたのだが、また彼の方をみた。彼はまだ俺の方を見ていたので、なんとなくだったが軽い会釈をしその場を駆け足で立ち去った。
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あの時なぜ彼はずっと俺を見つめていたのか未だに分からない。そして、俺が彼に対して抱いた感情も全く分からない。
そんなモヤモヤがずっと俺に付き纏う
貴人
貴人
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貴人
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こんな感じで他愛もない会話をしながら 再びテニスコートへと向かっていった。
俺はそのまま、あのモヤモヤを忘れることにした。
どうせ他校でしかも部活も違う。この練習試合が終わってしまえば一切会うこともないだろうし、なによりテニスに集中出来ないのは嫌なのだ。
そう考え忘れることにした。
そう、忘れようと思っていたんだ、、
貴人
貴人
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貴人
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あの出来事がどうしても頭から離れず体が思うように動かない。
やはり、俺にとってあの出来事は放っておいてはいけないものだと感じ、試合の後でちゃんと考えようと思った。
貴人
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貴人
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貴人
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貴人
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貴人
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家に帰ってから考え直そうと思い、貴人と帰ろうとしたのだが、
貴人
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貴人
貴人
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団体で帰ってる男バスの人たちを横目で見ながら俺もゆっくり帰ろうと思った。
しかし、その団体の後ろで一人歩いている『カレ』を見つけるまでは
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俺は何を思ったのか貴人に先に帰っててといい、気づけば彼の元へと走って向かっていた。