テト
痛……
少年
あ!やっほー!
少年
やっと起きた?
テト
?
ガシッ
少年
おわ
テト
誰だ?
少年
まぁまぁ……まてまて
テト
なぜお前は居るんだ?
少年
僕君のこと助けたんだけれど……
テト
へぇ?
テト
なぜ首を絞められてるのに
テト
お前はだらだらと話せる?
少年
んー……
少年
なんて言えばいいかな…?
テト
はて?
テト
お前が思ったことを言えばいいだろうが
少年
んー
少年
わかった!
少年
君が僕よりも下だからだ
テト
?
テト
何を…
ギシッ
少年
ほら
少年
早く手を離しなよ
テト
……痛っ…
少年
腕が折れてしまうよ?
テト
っ……
少年
ふぅ……ありがとう
少年
やっぱり息苦しいは苦しいな
テト
……
10代頃に見える小柄な少年だ
テト
なぜ…
少年
んー?
テト
なぜお前はその小さな体から
テト
そんなに力を出せる?
少年
えー?
少年
ふふふっ
少年
まだ内緒……
テト
なぜ?
少年
君に気づいて欲しいからさ
テト
?
テト
……わかった
少年
じゃあ、そろそろ僕はお暇しようかな
テト
…お前の名前は?
少年
僕かい?
レイ
僕の名前はレイ!
レイ
さて、僕はそろそろ帰らなきゃならないな
テト
道標を少しくれないか……?
レイ
えぇ……じゃあ
レイ
ここから東に向かって姫に会ってきな
レイ
君の助けになるはずさ
テト
ありがとう……
姫?
レイ
じゃ、まったねー!
テト
姫……?の見た目だけでも教えてくれないか…?
レイ
ちょ……帰りたいんだけど
レイ
うん…
レイ
僕と同じ青髪さ!これで分かる
テト
わかんな……
レイ
またね!
シュウン
テト
い…
霧のように少年は消えてしまった
テト
……
テト
うむ……
テト
まず…何か食べ物を探さなければな
ガチャ
心地のいい風が顔に当たる
久しぶりに光を見た
テト
ふ……ぅ
テト
よし
テト
東?だったか
テト
姫…姫……?
テト
まあ、いいか
?
いいねあの子
?
あぁ
?
兄弟は見極めるのが上手いな
?
兄弟が下手なだけだ
?
はぁ?
?
まぁ……うん
?
ほら早く
?
助けてやんないのか兄弟?
?
あ"……そうだったね
?
ほら兄弟
?
そうだね
?
いこう
?
あいあいさー