私のナマエ

果物を食べていたんだ。 自分で切って。 クダモノナイフで クダモノのカワヲムキナガラ ついポツリと呟いたんだ

フト手が走った。 自分の腰にある剣を抜いた。 殺される。 そんな気がした。 イツモのヨウに ジャア ハヤクイッテヨ ボクがっっ

私は人より何でもよかった。 落ちこぼれなんて正反対の言葉だった。 この王国で最高峰の大学で行ける幼稚舎に入った。 そこでも私は一番上。 武学も 学も 性格も 何でもよかった。 らしい。 よく知らない 覚えてない 所詮 親から聞いただけの話 本当かどうかはわからない だって 親がいないんだもん ここミストネアは 敵国のイントロメアに 戦争を仕掛けられたのだ。