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紅優
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3件
みぅです🤍🥀 第39話、読み終えました。 颯くん、本当に必死で頑張ってるんだなって伝わってきました。特に「剣で戦うって決めたから」のところ、すごく好きです。自分で決めた道を、怖がりながらも進もうとする強さがちゃんと描かれていて。 天音さんの「無理してないですか」って言葉、優しくてちょっと切なかったです。十二席のみんながそれぞれの形で颯くんを見守ってるところも、じんわり来ました。 最後の黒いノイズと緊急招集…次が気になりすぎます。引き続き読ませていただきますね🌙
朝。
境界局本部。
訓練場。
颯は一人、木刀を握っていた。
昨日の任務。
最後に使った《透過》。
助かった。
しかし。
同時に思い知らされた。
自分はまだ、能力を制御できていない。
白狐 颯
木刀を構える。
第一剣技。
《断歩》。
踏み込み。
斬撃。
止まる。
足元を見る。
黒いノイズは出ていない。
だが。
颯は分かっていた。
必要になれば。
自分はまた《透過》を使う。
そして。
境界が揺れる。
「朝から熱心ですね」
振り向く。
そこには天音がいた。
桃園 天音《灯火》
白狐 颯
天音は少し困ったように言う。
桃園 天音《灯火》
桃園 天音《灯火》
颯は少し黙る。
天音は木刀を見る。
桃園 天音《灯火》
桃園 天音《灯火》
白狐 颯
桃園 天音《灯火》
颯は目を伏せる。
否定できなかった。
桃園 天音《灯火》
桃園 天音《灯火》
桃園 天音《灯火》
「無理しない人なんて殆どいないですけどね。」
十二席専用訓練場。
そこでは。
複数の十二席が集まっていた。
目的。
颯の戦闘確認。
緑龍 風雅《白夜》
緑龍 風雅《白夜》
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
風雅は頷く。
緑龍 風雅《白夜》
その瞬間。
訓練用の大型残滓模型が起動する。
白狐 颯
実際の残滓の動きを再現したもの。
異骸級相当。
緑龍 風雅《白夜》
緑龍 風雅《白夜》
開始。
模型が動く。
早い。
大きい。
颯は避ける。
第一剣技。
《断歩》。
しかし。
硬い。
一撃では止まらない。
白狐 颯
再び攻撃。
避ける。
斬る。
だが。
力不足。
その時。
模型の腕が迫る。
反射的に。
《透過》。
発動寸前。
「颯。」
風雅の声。
止まる。
能力を使わない。
自分の剣で。
颯はギリギリ回避する。
地面を転がる。
痛み。
恐怖。
それでも立つ。
白狐 颯
刀を構える。
白狐 颯
白狐 颯
踏み込む。
第一剣技。
《断歩》。
今までより速い。
模型の腕を避け。
一点。
核部分へ。
斬撃。
ガキィンッ!!
完全には破壊できない。
しかし。
核部分に亀裂。
訓練終了。
模型停止。
静寂。
最初に口を開いたのは。
琥珀だった。
龍樹 琥珀《葬列》
颯は驚く。
白狐 颯
龍樹 琥珀《葬列》
龍樹 琥珀《葬列》
蓮も頷く。
蛙神 蓮《断鐘》
凛も壁にもたれながら言う。
黒巌 凛《灰霞》
その言葉に颯は少し驚く。
白狐 颯
黒巌 凛《灰霞》
黒巌 凛《灰霞》
しかし。
風雅だけは静かだった。
颯を見る。
緑龍 風雅《白夜》
その言葉に空気が変わる。
白狐 颯
緑龍 風雅《白夜》
少しだけ表情が柔らかくなる。
緑龍 風雅《白夜》
颯は小さく笑った。
夜。
颯の部屋。
机の上には刀掛け台に刀が乗っている。
窓の外には街の灯り。
普通の生活。
だったはずの世界。
「境界……」
あの声。
自分を知っている存在。
黒核。
残滓。
考えていると。
ジジッ……
窓の外。
一瞬だけ黒いノイズが走った。
颯は立ち上がる。
白狐 颯
しかし。
そこには何もない。
その時。
スマホに通知。
《境界局緊急招集》
内容。
《異骸級残滓反応》
《市街地東部》
颯は刀を見る。
今度の任務。
自分は何を見ることになるのか。
そして。
黒核で出会った存在が言った言葉。
「まだ、思い出せないか」
その意味を。
少しずつ追うことになる。