李麻
李麻
李麻
李麻
望結
そう、私の見つめる先には…
雄英の門の前に群がっているメディアたち。報道陣だ。
なんか~威圧やばいよね~
まあ、なんとかなるよね
なんて考えながら雄英に近づいていく
望結
オロオロとしながらオールマイトの教師姿について聞かれて必死に応えようとしてた。めっちゃ可愛い。
でもさすがに可哀想だし、声をかけることにした。
望結
と、かけつけば出久の腕を持ち門へと進む
メディアたちは諦めを覚えないようだけど、まあ、実際どうでもいい。
メディアたち
なんかさすがにうるさいなぁ~…
そう思った望結はオロオロしたままの出久の腕を引きつつ後ろを向きにっこりとした笑顔でこう告げた。
望結
望結
''あなたたち大人でもわかるでしょう?''
と圧をかけるような言葉を残し門をくぐっていく。
望結
と、くすくす笑いながらも手を離せば一緒に教室に向かいながら雑談をする
緑谷
緑谷
望結
とため息をひとつ零せば出久は苦笑しながら
緑谷
と返してくれた。
そしてふと思った言葉を口に出してしまった。
望結
出久くんの前では…ましてや、誰かいるところで言ってはいけないような一言を言ってしまった。
そう、もう先が長くないってことを知ってるような言いぶりをしてしまったんだ。
はっと気づけば出久の顔を見る
すごく驚いてた。それと同時に、急激な不安と、それから、ショックが混じってるように見えた。
望結
と茶化すも、どうやら完全に騙せていないらしい。まあそうだよね。
緑谷
って暗い顔で言わせてしまった
本当にごめんね。でも、考えなきゃいけないことでもあるんだよ。でっくん
言葉に出さずそう思いながら出久を見る。
その時はそれで終わってしまった。
いつの間にかもう昼休み
学食へ麗日ちゃんや飯田くん、出久くんたちと行けば今日は出久くんと同じくカツ丼にしてやった。
意外と好きなんだよね
カツ丼が恋しくなったんだ。
そうやって言ってひとくちほおばろうとしたら
────ウウウゥ!!!
サイレン的なのがなった。
誰かが門をぶちこわしたのだ。
どうやらマスコミがおしよせてきたとかなんとか…
マスコミにそんなん出来たとしてもそれはそれで怖いし。
周りがパニックで侵された。 騒ぎ出すみんな。
どうやら逃げろとのことだとか。
カツ丼食べてないんですけど?
と思い普通にカツ丼を頬張り出す望結をみてお茶子は焦ったような顔をする
麗日
だって…私結末知ってますし…
望結
望結
望結
と微笑めばすぐにはカツ丼を頬張る。
うん。美味い。
その発言を聞いたお茶子ちゃんは少しずつ冷静になったそうで
麗日
って納得してくれた。いい子で本当によかった。
でも周りの騒ぎを止めるのはさすがに私じゃ無理。
そう思ってると飯田くんが収めてくれたよう…
原作通り、出久の推薦で委員長となった飯田くんに着いたあだ名は ''非常口飯田'' だった。
あながち間違ってないから笑えちゃうw
どうやら今回のヒーロー基礎学は災害水難などの、人命救助訓練らしい。
自然を操るあの個性。未だ上手く使えないんだよな…
というより使うのが怖い…
そう考えながらもバスに乗る。
別に隣は誰でもいいけど酔わないようにしたい。
まあ、寝たら関係ないよね。
適当に空いてるところに座ろうと決めた
案の定轟くんの隣に座ることになってしまった。イケメンの隣…
…居眠りの邪魔だったらごめんね…
と密かに謝る望結だった。
するとこんな話題が聞こえてくる。
切島
わぁ~嬉しい~
ニコニコしながら
望結
望結
というも同時にかっちゃんの
爆豪
という声が聞こえてくる。
褒められたことが嬉しいのかな~
ご都合な頭だが当たってるといいな なんて。
蛙吹
爆豪
蛙吹
上鳴
爆豪
緑谷
望結
望結
1-A
望結
切島
望結
切島
望結
1-A
あ、てか轟くん寝てる~
イケメンなだけあって寝顔も綺麗だなぁ~
轟
望結
轟
望結
轟
望結
轟
上鳴
どうやら轟くんは寝てしまったようで少し私の肩に頭を預けている。
寝息立ててなんか、年下感やばいな~可愛い…
13号
あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場ですその名も…
13号
''うその災害や事故ルーム(USJ)!!
無理矢理感半端ないww
スペースヒーロー13号を前にして興奮してる出久くんはある意味通常運転なのでほっとくことにした。
13号の話は心に響くようないい話だった。
人気がある理由がわかる気がするよ。
13号
────ズズッ…ズズズズッ……
相澤先生
13号!!生徒を守れ!!
……このワープ……
この雰囲気……
切島
違うよ切島くん。
相澤先生
相澤先生
切島くんが前に行こうとしたのを片手で手を広げ止め、戦闘準備をする相澤先生…いや、イレイザーヘッド。
黒霧
先日頂いた教師側のカリキュラムはオールマイトがここにいるはずなのですが…
ああ……やっぱ……
相澤先生
死柄木
死柄木
死柄木
ああ……あいつらだ―――
切島
飯田
13号
場は一気に混乱へと陥った
轟
轟
轟
轟
轟
轟くんの頭の良さにはあっと言わされるよ。
不安が私を襲ってくる。
私がいなくてもみんなは死なない。わかってるけど、ギリギリなんだ。いつも。
だから不安なの。ボロボロなの見てるから分かってるの。
もしかしたらみんな居なくなるかもしれない。
原作から変わっていくものがあるかもしれない。
私がいることによって─
緑谷
出久が色々言ってる。心配してるんだろうね
それに相澤先生は
相澤先生
相澤先生
と答えて真正面から的に向かっていく
これでいいって分かってる、でも不安
まるで伝染するかのように……
黒霧
何も無い空間から突如現れる。
敵が来た時にも使われていたワープゲートだ
黒霧
黒霧
平和の象徴 オールマイトに息絶えて頂きたい思ってのことでして
確かこいつの名は────
望結
ボソリとつぶやく。
すると黒霧は、その言葉に反応するとこちらを見る。
出久も望結を不思議そうな目で、そして、焦りの交じった目で見つめる。
すると切島と爆豪が黒霧に向かって攻撃をする。
切島
黒霧
黒霧
黒霧
攻撃は虚しく全く効いておらず闇に包まれていく
13号
13号の声は虚しく手遅れだった。
みんながばらばらにちらされていく。
どうやら私も飛ばされてしまったらしい…
でっくんの腕を咄嗟につかんだため一緒だと思うが浮遊感をかんじ下を見てみると一面に広がる水。
緑谷
でっくん水の中に落ちてしまう
そんな私は浮遊魔法を使いぎりぎり水の中に入らずに済んだ
とりあえず地に着こうと見えている船に向かう
でも今のとこ船に乗っているのは私のみ。
辺りを見回すと、水面に気泡が溜まりぼこぼこと言い出した。
するとカエルらしき人の舌が伸びて私の隣にでっくんがむせながらびしょびしょになって倒れてる
すると続いて梅雨ちゃん、峰田くんが揃った。
今のとここの4人は無事みたいだ。
だが、敵が居ることは分かってた。気配がしてたもん。
峰田くんが徐々にすごい焦ってるのがわかる。ちょっと可愛い。
梅雨ちゃんの正論に勝ってこないとわかったらしい。
それにでっくんも分かってるはず。
オールマイトはいつか無くなる存在ということも、いつ殺されてもおかしくないってことも。
でっくんに泣きつく峰田くんにでっくんは案を用いた。
色々な不安もあるに違いない。健気で…かわいい…
原作通りにどんどん話は流れていく。
梅雨ちゃんがどうしてここにいるのか個性が把握されていない、そして個性の紹介。
峰田はもぎもぎ、梅雨ちゃんはカエル、出久は……
私だけが秘密を知っているって、不公平だよね。 ふとそう思った。
望結
ふと、今なら、今なら、自然を操る練習台にピッタリの敵がいる、今なら、思う存分、力を使えるんじゃないか。
そう思った
望結
蛙吹
望結
望結
望結
望結
望結
望結
蛙吹
峰田
峰田
峰田
緑谷
緑谷
望結
望結
蛙吹
緑谷
緑谷
緑谷
望結
望結
望結
緑谷
そう一通り話終われば梅雨ちゃんは峰田くんを抱いて、陸地の方へ目指して飛んでいった。
望結
敵
敵
敵
望結
あっかんべーとすれば右手を上にあげ、水と風を同時に操れるよう、意識する。
渦をまくように…渦をまくように……
右手首をグルグルとしながら徐々に水は渦巻いていく。
望結
使いすぎるとなんのデメリットがあるかが分からない。だから、どれがオーバーなのかもわからない。
とりあえずこいつらを倒せるくらいの大津波をッ…!!大渦巻きをッ…!!
どんどん広がっていく渦。その中にどんどん混乱している敵が集まっていく
望結
言霊を使いながらするのは結構体力が削れる。
最後だと言うように右手を振り下ろし、またバッと上へあげれば渦巻きの中心は噴水のように上に上がっていく。
敵たちは軽く溺れているみたいだ。
想像で擬態した紐でまとめて括りあげれば陸に出て縛り上げられ気を失った敵を引きずりながら出久たちのいるところに向かう望結。
望結
李麻
李麻
望結
李麻
望結
李麻
望結