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数百年前
私が旅を始めて、2年が経とうとしていた
アストレア
アストレア
アストレア
魔王が住む城は北国諸国の遥か北にある
私は魔王が住む城へ向かっている
アストレア
アストレア
アストレア
アストレア
私は昔から人に興味がなかった
だって、寿命だって、私たちの種族が長生きしたとしても30分の1にも満たない
どうせすぐ死ぬだし、
そう思ってた
だから、私はどれだけ勧められても、弟子を取ろうとは思えなかった
だって、いずれ、必ず別れの時はやってくるから
それに、もう誰も、失いたくなかった
私の村は、魔王族によって滅ぼされた
両親も仲間も、何もかも失い、残ったのは私一人
そんな時、助けてくれたのが、
アストレア
"ししょー"
"ししょー"
アストレア
"ししょー"だった
それが私と"ししょー"との出会い
"ししょー"
"ししょー"
アストレア
"ししょー"
アストレア
"ししょー"
アストレア
アストレア
"ししょー"
"ししょー"
アストレア
"ししょー"
アストレア
毎日たくさん修行をした
時には上手くいかず、挫けそうにもなった
そんな時、"ししょー"はいつも、お気に入りの場所に連れて行ってくれた
それは
"ししょー"が作った瑠璃花の花畑だった
アストレア
"ししょー"
"ししょー"
アストレア
"ししょー"
アストレア
アストレア
"ししょー"
"ししょー"
私はこの時、初めて魔法が綺麗だと思った
"ししょー"
"ししょー"
"ししょー"
"ししょー"
"ししょー"
アストレア
アストレア
アストレア
アストレア
アストレア
アストレア
アストレア
アストレア
アストレア
アストレア
アストレア
そんな決意をした私は、
わりとあっさりと魔王を倒してしまった
そこまでは良かったんだ
私は魔王を倒したら、
綺麗な魔法をたくさん作って、皆に教えようと思ってた
そして世界中のまだ知らない魔法を集めて研究したいと思っていた
でも、どうして、
アストレア
そう、世界に平和を取り戻した私は、
王にそのことが評価され、城に住まされるようになった
アストレア
王様
アストレア
アストレア
そう、城の外に出ることを許してもらえなかった
そうして、数年の時が流れた時、
この退屈すぎる時間がこんなに嫌だってことに気がついた
こんな自分の人生にとっては、少ない時間なのにね
だから私は、
抜け出した
そうして私は遠く離れた森の奥の、
私を信仰していた教会の跡地に強力な結界を張り、
過ごすようになった
そして数百年たったある時、
私が仕留めきれなかった魔物が子孫を残し、繁栄し、村を壊していることを知った
すぐさま森を抜けた小さな村に向かった
もう、遅かったようだ
村は壊され、人は外に倒れていた
辺りを歩いていると一人の少女とその母親らしき人を見つけた
もうその母親は息をしていない、
感覚で分かってしまった
そして、その少女は泣いていた
あの時の私のように
アストレア
アストレア
アストレア
アストレア
そう決意した私はその子を拾い弟子にし、魔法使いとして育てていくことを決めた
あの時の"ししょー"のように、ね