TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

ガチャッ…

ほとけ

おはよ♪

ないこ

おはよう…、

ほとけ

なんか夢みた…?♪

最愛の彼と なんて事ない会話を交わす。

日光の入らない暗い部屋に 朝日を入れつつ。

ないこ

…今日はカーテン開けるの…、?

ほとけ

うん、ずっと日光浴びないと体に悪いからね、

ないこ

…ありがとう。

彼がここに来て1ヶ月。 何故か最近は 嫌がる様子を見せない。

ずっと出してって言ってたのに。 もう僕に従順で…♡

監禁しているのに 二次創作特有の暗い地下では 無いのかと思う人もいるだろう。 大好きな人をそんな所に 置いておけるはずがない。 だから僕は1部屋を彼にあげている。

まぁ…なかなか外は 見せてあげないけどね。

ほとけ

…ふふ…、♡

ないこ

…?

ないこ

どしたの…、?

ほとけ

うーうん、おいで、

抱きしめようと腕を上げ広げる。

ちょっとだけ嬉しそうに 目の奥を輝かせて抱きついてくる その姿がとても愛おしい。

ほとけ

ん…お風呂行こっか。

ないこ

ぅん…、

抱きしめたまま立ち上がり そっとおしりの方に腕をやる。

ないこ

や…抱っこ…、ッ、/

ほとけ

嫌なの…?

ほとけ

じゃあおんぶにする…?

ないこ

ぁ…うん…おんぶがいい…、

ちょっとしたわがままが 可愛くてすぐに従ってしまう。

出してってお願いは聞けないけどね

ほとけ

ッし、歩くよ、

ないこ

うん、

お風呂の前まで来て気付いた。

耳元で聞こえる吐息。 背中で感じる落ち着いた心音。 肩に乗った力の抜けた腕。

ここまでの間に 寝てしまったみたいだ。

ほとけ

も〜…寝れてなかったの…、?

返ってくることは無いが 話し掛けてみる。

ないこ

ぅう…ん…、

ほとけ

…、w

仕方が無いので 部屋まで戻ろうとした。

が、 彼を抱えて階段を 登るのは流石に辛い。

ほとけ

リビングにするか…、

目の前のドアに向かって ゆっくり歩き出す。

ほとけ

…おぃ、しょッ…、

ソファに彼を寝かせると 背中がすぅっと冷えていく。

ないこ

ッあ…いむ…っ、

ほとけ

…起きちゃった…、?

ないこ

ぁ…れ、リビング…

久しぶりのリビングに 少し困惑する彼。

ほとけ

ないちゃん。

ないこ

…ん、?

ほとけ

一緒に朝ごはん作ろっか、

何を思ったのか 気付いたら口走っていた。

するとこくりと頷き 目を輝かせる彼。

僕がキッチンの方へ向かうと 慌てて立ち上がる。

ないこ

ッうぁ…っ、!

ほとけ

ちょ…っ、!

ないこ

ぁ…あごめ、ッ、

ほとけ

急に立ち上がるから…、

そっと抱きしめると 声をあげて泣き出す彼。

ないこ

ぁ…ぐッ、ぁう~…ッ、(泣

ほとけ

どーしたのも〜…w

ほとけ

待ってて?

ほとけ

ご飯作ってきちゃうね?

ないこ

ぇ…や、ぁっ…(泣

泣いてるないちゃんには 申し訳ないが、 こちらも少々お腹が空いてきた。

ないちゃんを置いて キッチンへ向かう。

ないこ

…、(目で追っかけ

キッチンとリビングを 行き来する僕を じっと見つめるないちゃん。

何か言いたいんだろうけど ただ見つめるだけなのが可愛い。

ほとけ

…よっし、

運び終えたのでテーブルに座る。

そして、ないちゃんに話しかける。

ほとけ

座っていいよ、?

ないこ

はい、(座

ほとけ

…どーしたの?

ほとけ

なんかあるなら言って?

ないこ

…なんも無い、ごめん、

ほとけ

そう?ならいいや

何も無いと言うのでその後は 気にしないようにした。

食器を片付ける際に 今日の予定を思い出した。

何も無いと思っていたのだか、 親友の初兎と遊ぶ予定があった。

忘れててごめんね…、

出掛ける前に ないちゃんに声をかけようと 部屋に顔を覗かせる。

ほとけ

ないちゃーん?

ないこ

ぁ…え、どこ行くの…、?

ほとけ

しょーちゃんと遊んでくる

ほとけ

5時には戻るか…ら、

ほとけ

…どしたの。

5時には戻るからねと伝え ないちゃんを見ると、

僕の服袖をきゅっと掴み 泣いていた。

ないこ

ッいや…行かないで…っ、

ないこ

行かないでよ、っ…

ほとけ

…♡

ないこ

置いて行かないで…ッ、

ないこ

やだ…、いむ、っ…

メンヘラっぽいなぁ…なんて思う。

メンヘラ彼女、 嫌じゃないのかって?

…そりゃ、依存してる相手に 依存されて嬉しくない訳 無いでしょう…♡♡♡

ほとけ

キャンセル出来るかしょーちゃんに聞いてみるね、

ないこ

…、!

ないこ

いむ…いむッ、/(抱

ほとけ

電話してくるから待ってて?

ないこ

うん…、!

ないこ

ぁ、行かないでね、?

ほとけ

…行かないよ、w

そう言って頭を撫でてやると 幸せそうに顔を歪ませた。

そんな彼がたまらなくかわいい。

だが同時に、 このまま置いて行ったら… なんて思ってしまう自分がいる。

…10分だけ、外出してみよっかな…♡

ほとけ

電話してくるね♪

そう言って玄関まで足を運ぶ。

ほとけ

もしもししょーちゃん?

初兎

はいはーい?

ほとけ

ちょっと今日遊べないや…♪

初兎

え、僕もその連絡しようとしてたw

ほとけ

えッwまじでw

ほとけ

なんでなんで?w

初兎

いや可愛い彼氏が離してくれなくて…♪

ほとけ

えぇ!僕も僕も!w

ほとけ

ほんと可愛いんだよねないちゃん…♪

悠佑

…なぁまだ…?

初兎

ぉ…悠くん♪

悠佑

誰と話してるん?

初兎

いむくんやで♪

悠佑

ふーん…、

ほとけ

アニキ久しぶり~♪

悠佑

おん…、

ほとけ

またダブルデートしよーね!♪

悠佑

…おん…♪

初兎

悠くん喜んでおります♪

悠佑

うるさい…

初兎

あたた…♪

ほとけ

イチャつき始めたから切るねw

初兎

あ〜はいはいw

初兎

また今度w

ほとけ

はーいまたね~♪

ほとけ

…っしー…

ほとけ

そろそろ引き返すか…♡

遊ぶはずだった彼との通話をきり 家に着いたらいい時間かと 思い引き返す。

ついでにそこのコンビニで 飲み物でも買っていこうか。

ほとけが家を出た頃

電話をしに行ったはずなのに あまりにも静かすぎる。

まだかなと思い扉の前で 彼を呼ぶ。

ないこ

…いむ…?

ないこ

へ…え、いむっ!?

ないこ

え…ぇッ、?

ないこ

ッは…ッ…

捨てられたッ…?飽きられたッ…?

なんでよ…なんでなんで。

ないこ

いむ…いむっ…ッ、

ないこ

好き…好きだから…ッ、

ないこ

戻って来て…ッッ、

ないこ

おねが…ッ…、

必死に泣いてすがっても 彼は戻っては来なかった。

ほとけ

なーいちゃ…

ほとけ

おぉ…、

部屋に顔を出すと扉の前で 寝ている彼を見つけた。

泣いたのか目は少し赤くなり 頬に涙の跡が着いていた。

ほとけ

…ないちゃーん?

少し身体を譲ると、んん… なんて寝ぼけた声を漏らした

ほとけ

ないちゃんおはよう、(撫

ないこ

ッいむ…いむっ、?

ほとけ

そーだよ♪

ないこ

ッねぇ、どこ行ってたの…、?(抱きつき

ないこ

電話しに行ったんじゃないんでしょ…?

ないこ

俺…俺いい子にしてた…

ないこ

なんかダメなとこあった…?

ないこ

なおす、直すから、!

ないこ

だからないこのこと捨てないで…!

ないこ

捨てちゃやだよ…ッ、

あー…可愛いね…♡

なんも考えらんないや…、

今わかるのは ないちゃんが可愛いって事。 それと僕もないちゃんも オカシイって事。 それだけ。

ほとけ

可愛いね…可愛いよないちゃん…♡♡♡

ほとけ

逃がさないよ♡♡

ほとけ

ずっと僕のそばにいてね♡♡♡

そう言葉を並べながら痛いほどに ないこのことを抱き締めるいむ。

ちょっと前のないこなら 痛くて苦しくて辞めてって 思ってかもしれない。

でも今のないこは いむのものだから。

いむが好きだから。

痛みも苦しみも全部いむからの愛。 受け取らないと駄目だよ。

ほとけ

絶対誰にも渡さない♡♡

ほとけ

俺だけのないちゃん♡♡♡

ほとけ

ね、♡そうでしょ?♡♡♡

ないこ

うん♡

ないこ

ないこはいむだけのモノ…♡♡

ないこ

だからもっと愛してよ…♡♡

ほとけ

うん…♡♡

ほとけ

ずっと大好き♡♡

ほとけ

愛してるよ♡♡♡

ないこ

ないこも愛してるよ…♡♡♡

そう言ってキスを落とした

唇、首、鎖骨……

至る所にキスマークを残して

俺は君のモノだって言えるように

愛してるよ

シーン3より ほとけから降ろさせたときに すぐ起きたのも、 慌てて立ち上がったのも、 シーン4より ほとけをずっと目で 追っていたのも、

ほとけがどこかへ 行ってしまうのでは無いか と思っていた ないこの不安部分である

決してほとけになにか 伝えたいことがあった、 という訳では無かったのだ

この作品はいかがでしたか?

573

コメント

4

ユーザー
ユーザー

ないむあんまり見たこと無かったんですが主様のおかげで新しい扉開きました

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚