雪が降ったあの日───。
その日の道は凍ってたよね
いつも笑わない私のことを
笑わそうとして君は───
足を滑らせて───
そのまま───
私なんかと出会ったから───
君が居なかったら
余計笑えなくなっちゃうじゃん……
泣いた………
なぜか涙が溢れてきた───。
生まれたとき以来だよ───
1人教室で泣いていた
君が死んだ昨日を思いながら───。
君の引き出しからノートが出て来た
それを読んだ
◯月☆日
あいつがテストで100点を取っていた
しかも学年で1人だけだって!
あいつの少し照れている顔を見ると 俺まで嬉しくなる
◯月◯日
やっぱりあいつのことが好きなんだ
告白したい………
でも勇気がでねぇ
そうだ
クリスマスの日に告白しよう!
クリスマスツリーのイルミネーションで
あいつ……どんな顔すっかな
笑ってくれる………かな
私
学年で1人だけ100点………
私だ………
君は私のことが好きだったの………?
私
っ………………
私
クリスマスの日に告白…………
私
なんで………
私
なんで………っ
私
いなくなっちゃったの…………?
私
うっ…………うっ
私
そんなの………辛すぎる
私
なんで昨日なの………っ?
私
なんでっ…………
だって今日は────
クリスマス────。
君のいない
1人だけの
クリスマス─────。