テラーノベル
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何処までも続くかのように広い闘技場。
そこに、2つの剣が混じり会う。
剣がぶつかり合う特有の音が空に響く。
そんな音が響き始めるのは遡ること数分前。
*コンコンッ*
俺の耳に響くノック音。 そのノック音だけで、俺は誰なのかわかった気がした。
Ilm
*ガチャッ*
ドアノブを奥に引き、扉の隙間から顔をのぞかせたのは___
Hima natu
Ilm
やはり なつ だった。
Ilm
Ilm
Hima natu
少し沈黙が続く。
それを割く声は落ち着いた声色だった。
Hima natu
Ilm
Hima natu
Ilm
簡潔に、短く言葉を掛け合う。
ただそれだけで意思疎通は出来ているようだった。
双方、服を着替えて戦闘場へと向かった。
2人で足並みを揃えて。
Ilm
Hima natu
Ilm
少し明るめの雑談を挟む。
互いに微笑む。
Hima natu
Ilm
Ilm
Hima natu
先程まで和んでいた雰囲気は変わり、冷たい雰囲気に包まれていく。
吹く風が頬を撫で、髪を揺らす。
強く剣を握り、構える。
Hima natu
なつが二言、口にした。 なつは俺に強く斬り掛かる。 それを、俺は剣で受け止める。そして、受け流し反撃。
ただ なつ もそれだけでは終わらない。 無論、なつ も俺の剣を受け止めて反撃する。
Ilm
Hima natu
力強く重い、なつ の振り下ろされた剣。
俺はそれをギリギリで受け止める。
Ilm
Hima natu
なつ の力強い剣を受け流しながらも、それを利用し自分の攻撃をより重くし一撃を食らわす。
なつ の首元には俺が手に持つ剣の先があった。
勝者は、俺(いるま)に上がった。
Hima natu
Ilm
Hima natu
Ilm
なつは子供かのように駄々こねながら少し暴れる。 そんな なつ が少し可愛らしく見えた。
先程まであった緊張感、冷たい空間はなく、温かさに包まれていた。
楽しく和気あいあいとした場で話していると、俺らの執事とも言える手下的な存在が現れた。
Ilm
それと同時に、俺らの視線は鋭くなる。
そしてまた、俺の放った声は普段のトーンより低かった。
執事
執事
スっと、執事は2つの招待状を2人の青年へ向ける。
青年らはそれを受け取る。
ただ少し、その顔は怪訝そうではあった。
Ilm
Hima natu
口々にそう呟く。
ただ顔に浮かべた笑みは、どこか楽しみにしている。
そんな雰囲気が2人の間には漂っていた。
*ガシャンッ*
明かりを灯していたロウソク立てが床に落ちる。
周りは暗闇に包まれた。
???
???
???
???
???
???
???
???
???
明かりを失った部屋に、不気味な笑い声が響く。
荒れ果てた部屋に、ただ一人の愛に飢えた少女が立っていた──。
狙われたのは
───1人の悪役令嬢
7話 招待状 _ 𝐟𝐢𝐧𝐢𝐬𝐡
コメント
13件
コメント的に最後の咲ちゃんか! 馬鹿過ぎて転生前の🍵くんが 「何やってんのよ!」って 怒ってるのかと思った🤣🤣 咲ちゃん🍵ちゃん2人で 仲良くして2TOPになろうよぉ

コメント失礼します。狙われたのは1人の悪役令嬢!?え絶対🍵ちゃんじゃん!、最後もしかして咲ちゃん…?
ふぅ、、、1000になるように頑張ったぜ、楽しみだぁ〜