その日の夜…
マリ
通話
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コウ
もしもし、どうした?
マリ
あ、ごめんね。こんな夜遅くに。
コウ
いや、大丈夫だけど。
マリ
今から出てこられるかな?ちょっと話したいことがあるの
コウ
わかったけど、そんなに大事な話なのか?
マリ
うん、あの公園で待ってるね
コウ
ごめん、待った?
マリ
大丈夫!ごめんねこんな夜に。
コウ
全然いいけど、なんかあった?
マリ
あのね、私さどうしてもコウに伝えたい事があって。
マリ
マリ
私さ、ずっと前からコウの事好きだった。
コウ
え、全然気づかなかった。
マリ
だよね、コウはさずっとサラの事しか見てなくて私がどんなに思ってたって全く気付いてくれなかった。
コウ
ごめん、そんなに思っててくれたとは知らなかった。
マリ
いいの。
コウ
うん、ありがとう。でも、ごめん。
俺はサラと付き合ってる。サラが好きだから。
俺はサラと付き合ってる。サラが好きだから。
マリ
わかってる。答えてくれてありがとう。
マリは涙をこらえるのに必死だった。
マリ
最後に1個聞いてもいい?
コウ
うん
マリ
もし、私がサラみたいにかわいくて優しかったらコウは私の事を好きになってくれたのかな?
コウ
分からない。けど、確かにサラはかわいいし優しいしそういう所も好きだよ。でも、俺はそれだけでサラの事好きになったんじゃないよ。
マリ
だ、だよね。
やっぱ今の質問なし!
やっぱ今の質問なし!
マリ
私、4人といる時間好きだし気まずくなりたくないからさ、この事内緒にしてて。
コウ
おう。誰にも言わないから。
マリ
あと、さ、最後にひとつだけお願い聞いてもらっていい?
コウ
なに?
マリ
最後にギュってして欲しい。昔みたいに。
これで本当に最後にするから、お願い
これで本当に最後にするから、お願い
コウ
わかった。
マリは抱きしめられた瞬間がまんしてた涙が溢れて止まらなくなった。
コウ
泣くなよ。ありがとな、気持ち嬉しかったよ。
マリ
ゔん、ありがとう。
その光景をサラに見られていた事は2人は知らなかった。