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snさんの作業室の、真っ白い空間の中。
pnたちがデートしに行く前の、あの会話で全てを思い出してしまった俺は、機械を弄るsnさんにぽつりと声をかけた。
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pnが殺されて、正気を保てるはずも無くて。報告とか何も出来ないまま、月日が流れていくうちに、
報告とか何も出来ないまま、月日が流れていくうちに、
krさんが壊れた。
彼はpnの幻覚まで見えるようになった。
俺たちの声なんて届かなくなってしまった。
彼は、彼は本当に仲間想いの優しい人だったから、"止めておけばよかった"だなんて言う、無理な後悔をするんだろう。
俺は、なんの力にもなれなかった。
pnだけじゃなくて、最愛の恋人すら失った。
もう、元のkrさんは居なくなってしまった。
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snさんが行ったっていう、この"世界創造の禁忌"。
これは禁忌なだけあって、代償として人の命が必要。
snさんは、当たり前のように自分の命を捧げたらしい。
……まぁ、俺だってそうなりそうだけど。
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ゲームの調整でもするかのように、淡々と記憶の操作とやらまで行う彼は、
もう、pnただ1人の生に執着する化け物みたいだった。
……まぁ、俺も言えたもんじゃないけど。
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〈ガチャ……〉
部屋の扉が開かれたのは、そのすぐ後だった。
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