恐怖症シリーズ

男性恐怖症

昔、男の人にレイプをされたせいで俺は男性に恐怖を持つようになった。

接触されるのも、話しかけられるのもダメだった。

だから、自分がアイツと同じ男だと感じてしまう。

毎日、怯えてばっかだ。

ﾊﾟｯ

ﾊﾞｻﾊﾞｻ

みんな、優しいと思う。

俺は避けてるのにみんなは何も言ってこない。

俺は男性恐怖症を治そうとバレー部に入った。

でも、男だけだと感じた時吐き気がしてしまった。

だから、部員ではなく女子が居るマネになった。

今日は練習試合がある。

だから、男が増えるってことになる。

怖い。

練習試合が終わった。

コイツは、俺が男性恐怖症だと知っている人だ。

最初は助けてくれるのかと思ってた。

だけど、その逆だった。

わざと俺と男の人を接触させたり、レイプもしようとしてきた。

その時は直ぐに先生が来てくれたおかげでコイツは退学になった。

コイツは最低野郎だ。

お願い。来ないで。

やめて。

やめて。

ﾄﾞｻｯ

コイツ、、。

俺に見せてきた写真は俺が幼稚園生の頃だった。

俺が男性恐怖症になった頃の写真だ。

気持ち悪い。

やだ。

マジで。

マジでやめて。

死ぬ、。

息、できない。

しんじゃう。

たすけて。

だれか。

たすけて。

だれか。

たすけて。

ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

や、ばい。

まじ、で、、し、ぬｯ。

、た、すけて、、。

だ、れか。

ﾊﾞﾝｯ

やめて。

やめｯ。

やめて。

やめて。

やめてください。

ごめんなさい。ごめんなさいごめんなさい！

おれが。

おれが悪い。

おれがわるかったから。

やめて。

やめて。

ﾊﾞｯ

最悪だ。

あの、触られた感覚がまだ残ってる。

洗いたい。

汚い。

ｶﾞｼﾞｯ

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ｶﾞｼﾞｯｶﾞｼﾞｯ

ｸﾞﾁｭｯｸﾞﾁｬｯ

ﾍﾞｼｯ

誰かがナースコールを押し、看護師が来た。

いつの間にか腕が血だらけでそこを治療してもらった。

病室に残ることになったのは月島、菅原、影山だった。

それ以降、みんなお見舞いに来てくれては何かしてくれた。

今日はまだ来ない。

テレビでも見よっかな。

ﾎﾟﾁｯ

『次のニュースです。1週間前にK校での事件。』

『その加害者は被害者と同級生だった模様です』

『S)え？そんな事があったんですか？え〜俺の好きな人がそんな目に会ったらぶっ殺しますけどね^^え〜怖いですって？^^そんな事ないですよ〜^^』

『K)は？ぶっ殺すしかないだろ。地に埋めて地獄に突き落とす。』

『T)ん〜警察に突き落とす前に殺しますね^^バットで殴って指全部折らなきゃですよ？全て解体してから警察に突き出します^^』

『Y)ぶっ殺すしかないですよ〜^^だって苦しんでるのに警察に突き出すなんて勿体ないですもん〜^^ちゃんと復讐してから突き出さないとですよ〜？^^』

『み、皆さん怖かったですね。それでは次のニュースです。』

顔は隠してあったけどこれはみんなだ。

俺のために？なんで？

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

俺は最高の仲間を失うところだったんだな。

それから俺は他の男性は無理だけどバレー部の人達には話しかけられたり接触されても何も感じなくなった。

みんなは以前よりもさらに過保護になり、毎日隣には誰かがついてた。