マナ・クライナ
もう!団長はどこへ行ったの!?もうすぐ始まるって言うのに・・・

フィンラル
トイレに行くって言ってから長いですね

マナ・クライナ
フィンラル先輩は敬語使わなくて良いんですよ?

フィンラル
そうさせてもらうよ

マナ・クライナ
あの人の用足しは長いけどいくらなんでも長いわよね

マナ・クライナ
……まさか下の方にいるとか……

フィンラル
まっさかー、下には受験生しかいないはず

マヤとフィンラルは疑心暗鬼でありながらバルコニーから試験会場にいる受験生を見渡す。するとそこには明らかに15歳とは思えない出で立ちの
ヤミがいた
マナ・クライナ
いたー!?

フィンラル
いたー!?

マナ・クライナ
あの人…何やってるんですか

フィンラル
えっちょマヤちゃん!?ここ結構高…

フィンラルは結構な高さから飛び降りたマヤを心配した
マヤは華麗に着地したのにホッと息を吐いた
マナ・クライナ
フィンラル先輩もゴードン先輩も早く!

フィンラル
いや、この高さは無理ですよ

フィンラルはそう言いながら仕方なく自分の空間魔法を作って
ゴードンと共にマヤの元へ来た
マナ・クライナ
ってその間に・・・なんか揉め事起こしてますけど・・・

フィンラル
うわっヤバ

マナ・クライナ
ちょっと!ヤミ団長!こんなところで何してんですか!?

ヤミ
あ?こいつの息の根を止めるトコだ

フィンラル
いやダメですよ、騎士団長が受験生〇しちゃ

マナ・クライナ
と言うかなんで試験場に降りてるんですか!

ヤミ
ウ○コしてたら迷った

マナ・クライナ
サイテーですよ

受験生
お…オイあれって…フィンラル・ルーラケイス。希少な空間魔法の使い手…!しかし任務に支障を来す程のとんでもない女好き!

フィンラル
君かわいーね

受験生
あっちは…ゴードン・アグリッパ…!呪術魔法のエキスパート!ただしコミュニケーション不可…!!つかコワイ!

ゴードン
ブツブツブツブツ

受験生
あの人は…!マナ・クライナさん!希少な四葉のの魔導書で花魔法の使い手!黒の暴牛団で唯一の常識人で戦場の舞姫の異名を持つと言われるお方!なんで黒の暴牛なんかにいるのか不思議だけど噂通り綺麗な人だな〜しかも14歳!

マナ・クライナ
ヤミ団長!いい加減に離してあげてくださいよ!

ヤミ
無理

受験生
じゃあ…あれを率いてるあのおかたが…破壊神ヤミ・スケヒロ…!!魔法騎士団の一つ『黒の暴牛団』の団長ー!!

ヤミ
10〜〜〜9〜〜〜

ヤミ
オマエの寿命

突然現れた『黒の暴牛』の団員、団長にざわつき始める受験生達
受験生
『黒の暴牛』……!武功より被害額の方が上回ってるならず者騎士団。団員には、マヤさん以外まともな奴がいないらしいぜ…!

受験生
『黒の暴牛』だけは入りたくねぇ〜〜〜…!

マナ・クライナ
ヤミ団長いい加減にしないと切りますよニコッ

ヤミ
チッ

マナ・クライナ
ごめんね?大丈夫?君名前は?

アスタ
は、はい!ありがとうございます!!俺はアスタです!!

マナ・クライナ
受かるといいわね

ヤミ
あ
