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ruru🎼

11話目です!

ruru🎼

今回は、いるま先生かなぁ

nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 世界観めちゃくちゃファンタジーです( ᐛ )⚠️ あとめちゃくちゃ厨二です⚠️ 誤字脱字注意⚠️

ruru🎼

ご本人様には一切関係関係ございません!
苦手な方はback推奨!

ruru🎼

では!

ruru🎼

どうぞ!!

__お前は、誰の感情を喰らって生きている?

夜。

都市の片隅にある廃墟となった演劇ホール。

かつて歓声と拍手で満ちていた場所は、今や沈黙と崩壊の残骸に包まれている。

その中央、舞台の上に1人座っているのは、紫縁いるまだった。

いるま-感律者

……また、喉が渇いたな

目を伏せた彼の声は、空虚に響く。

契印が脈打つように疼き、胸の奥に渇きが満ちる。

それは__“感情”への飢え。

感情操作の契約能力と、洗脳術を併せ持つ者の代償。

使えば使うほど、自我は薄れ、他者の感情を欲するようになる。

まるで、魂そのものが“他人”を依存対象として求めてしまうように。

いるま-感律者

“俺”が……“俺”じゃなくなっていく……それでも

彼は立ち上がり、虚空に向かって言い放つ。

いるま-感律者

演じ切る

いるま-感律者

それが“感律者”__俺の存在理由だ

過去の断片:檻の中の少年

紫縁いるまは、かつて“管理された感情”の実験体だった。

名前すら与えられず、番号で呼ばれ、与えられた台本通りに笑い、泣き、怒る日々。

“感情を見せれば褒美、拒めば鎮静剤”

人の感情に触れる度、彼は学んでいった。

「感情は弱者の武器」

だからこそ、演じて支配する術を覚えた。

ある日、彼はその施設を脱走する。

だが__残ったのは、“自分の感情が本物か分からない”という傷。

現在:演劇ホールの邂逅

その舞台に、なつとこさめが姿を現す。

なつ-焔影

よう、感律者

なつ-焔影

やっと尻尾を掴んだぜ

こさめ-蒼流

隠れてたくせに、随分堂々としてるね

感律者は微笑む。

いるま-感律者

ああ、焔影、蒼流

いるま-感律者

主役が来てくれて光栄だよ

そして静かに手を掲げる。

いるま-感律者

『契術・感律(リズム・オブ・フィール)』

舞台全体が揺らぎ、二人の視界が歪む。

__錯覚ではない。

彼は、観客の心そのものを“舞台”に変えた。

洗脳術式《主役交代》__対象の認識を逆転させ、敵味方の感情構造を破壊させる

なつが怒りに拳を燃やすが、突然こさめが叫ぶ。

こさめ-蒼流

待って、なつくん……こさめ……お前が……敵……?

なつ-焔影

はっ!?何言って__っ!

“錯覚”の中で、こさめの視線が狂う。

なつ-焔影

くそっいるま……お前……!

だがいるまは、笑顔のまま言う。

いるま-感律者

感情は曖昧で、脆くて、だから愛おしい

いるま-感律者

そう思わないか?

その刹那、いるまの表情が歪む。

__自我が崩れる。

いるま-感律者

……もう、誰の感情でもいい

いるま-感律者

俺に……くれよ……

だが。

なつ-焔影

なら、俺がぶち込んでやる

叫んだのは、なつだった。

なつ-焔影

『光よ目眩しの幻となりて!』

なつ-焔影

『契術・燦魂の一閃(さんこんのいっせん)!』

閃光が走る。

その光に照らされ、こさめの意識が戻る。

こさめ-蒼流

なっ……なつくん……?

なつ-焔影

戻ってこいよ

なつ-焔影

演じるんじゃなくて、ちゃんと喋れ

そう言ったなつの手に、いるまの身体が崩れかけていた。

自我の崩壊による影響__契約の代償だ。

だがその時、こさめが歩み寄り、笑った。

こさめ-蒼流

もし、演じるのが辛いなら、こさめたちが台詞を変えてあげる

こさめ-蒼流

ね?

__その言葉に、初めて、いるまが苦笑する。

いるま-感律者

……お前ら、ホント役者泣かせだよな……

静かな後日

仮初めの灯が灯る廃墟の舞台。

三人は座り込んでいた。

いるま-感律者

なぁ、俺って、どう見えてる?

いるまの問いに、なつが笑う。

なつ-焔影

イカれてる

なつ-焔影

けど、それが“お前”だろ

こさめ-蒼流

コク))うん

こさめ-蒼流

だからこさめは、今の“いるま”くんが嫌いじゃない

こさめ-蒼流

暴走した時は…苦手だけど…!

その言葉に、紫縁いるまは、ようやく、仮面を外すような静かな笑みを浮かべた。

第11話・了

ruru🎼

おかえりなさい!!

ruru🎼

ちょっとだけ解説なんですけど、面倒くさい人は15タップくらいしたらNEXTになります!

ruru🎼

いるま先生は元々敵ポジなんですよね

ruru🎼

そして、契約内容が感情と洗脳から、暴走もしやすいんです

ruru🎼

今回のは、暴走の1歩手前くらい

ruru🎼

洗脳の代償である自我の崩壊で、自分でも何故なつくんとこさめちゃんを傷つけてるのか分からない状態でした

ruru🎼

そして、前の話でいるま先生は学生の頃に契約に目覚めたんですけど

ruru🎼

ちょっと裏話で、家は、両親が研究者で実の息子(いるま)も実験体にするような親でした。

ruru🎼

名前を与えたのは親のくせに、名前を呼ばず番号で呼ばれる

ruru🎼

そして、本編でも述べた通り、洗脳の術を身につけ、学校ではあくまで普通の人間として演じていた

ruru🎼

けど、知らず知らずのうちに洗脳の術を使い、過剰な信頼を得て、その偽物の感情じゃなくていい

ruru🎼

そう願った結果、いるまは感情の契約を結んだ

ruru🎼

しかし事は良くならず、従うことではなく向き合うことが出来ず、いるま先生は少しずつ壊れていった

ruru🎼

それを全力で止めているのがなつくんとこさめちゃんですね!

ruru🎼

それから、この契約を導くのではなく繋がる方向に持っていこうと努力している、という話です!

ruru🎼

ごめんなさい長くなっちゃいましたね(汗)

ruru🎼

次回!

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡120

ruru🎼

では!

ruru🎼

ばいばい!

その力、命と引き換えに。

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