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知ってたんだ
お父様が僕の事が嫌いなんて
俺も
お父様…親父が嫌いだ
あんなの愛じゃない
ただの虐待だ
親父だってわかってるだろ?
俺は
ただみんな…家族で
ご飯を食べたり
他愛ない話をしたり
遊んだり
色んなことを"家族"で学びたかった
痛いよ
痛みを教わったかったんじゃない
孤独を知りたかったんじゃない
寂しいを願ってたんじゃない
なのに…
なあ…
親父は俺を殺したかったんだろ?
嫌ってたんだろ?
独立戦争の時
俺は一刻も早く独立したかった
頑張ったよ
努力を積み上げてきた
それでやっと
やっと
勝てたんだ
本当はフランスなんて要らなかった
俺の頑張りを見守ってって 欲しかった
勿論親父にも
次は俺の時代だって
そこでいいたかったんだ
親父が負けを認めたとき
笑ってた
気味が悪かった
親父が目を開けた時
本当に
一瞬だけ
瞳の奥に
『頑張ったね』『ごめんね』
って気持ちがあった気がした
なんだよ
今までなにしても 馬鹿にしてきた癖に
なんだよごめんねって
意味が分からない
気味が悪すぎる
考えるだけで吐きそうだ
カナダだって叫んでた
痛いって
言葉も通じないのかよ
カナダは怒られてる
叩かれてる
殴られてる
蹴られてる
俺をみてた
とても恥ずかしかった
兄なのにこんな姿見させて
自分がされたらどう思うよ
すぐ
勉強しろとか
掃除をしろとか
紅茶を淹れろとか
お父様と呼べとか
気色悪かったし
ほんっっと気味が悪かった
とにかく全部『君が悪い』