水族館にいるジンベイザメ
それにくっついてる 小さい魚
それが僕、 コバンザメです。
あ、コバンザメくん
お姉さんが来たよ
お姉さんが来たよ
!
僕は彼女に恋をしています。
恋をしてるといっても、 彼女は人間です。
声も聞いたことないし、 名前も知らない。
目立たない僕のことを すぐに見つけてくれる人。
前まで、 ご飯をくれるだけの存在だったけど
え、ジンベエ姉さん
ちょっと近くない?
ちょっと近くない?
知らな〜い
!
ね、姉さん‼︎
今‼︎
お姉さんと目合った‼︎
お姉さんと目合った‼︎
良かったねえ笑
笑ってくれたよ‼︎
…可愛い…
ふふっ笑
もうすぐぶつかっちゃうから
離れるね、
離れるね、
…うん…
あっ
もうご飯の時間か
もうご飯の時間か
行くよ!
コバンザメくん!
コバンザメくん!
はい!
どうだった?
今日のお姉さん!
今日のお姉さん!
…可愛かった?
…可愛かった…
いつか、話してみたいなあ…
話せるといいね!
よく無理だって言われるけど
人間のとこじゃ 半身人間で半身魚の人が 人間と結ばれたってことも あるらしいから
完全に無理なことじゃないと 思っています。
だけどライバルも多いようで
それでも頑張ろうと思います。
彼女が見つけてくれるから。







