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珠媿

……………

珠媿

久しぶりに外に出たな…

珠媿

これで、何もかも簡単に済めば良いんだが…

珠媿

とりあえず仕掛けして、手紙を送ってひたすら待つか…

珠媿

ここら辺にカメラを仕掛けて…

珠媿

………

珠媿

…よしっ

珠媿

撮れてるかな…

カタカタカタカタ ジジー

珠媿

案外上手く撮れてるな…

珠媿

じゃ、他にも設置しておくか…

数十分後

珠媿

よし

珠媿

ボイスレコーダーも隠しカメラも設置したし…

珠媿

ちゃんと撮れてるかも確認した…

珠媿

あとは、父さんに手紙を送って待つだけ…

珠媿

行くか…

珠媿

ちゃんと住所も書いてる…大丈夫…絶対に成功してみせる……

ん…?

あれは…

珠媿!

珠媿

!!

珠媿

(一番会いたくない奴に会ってしまった…)

珠媿

あ、冴さん…

珠媿…

まだ、希霧が見当たらないんだ…

珠媿

……

珠媿

大丈夫ですよ…

珠媿

きっと…

珠媿

近くにいると思います…

……そう…だよな…

目撃したら…教えてくれ…

珠媿

わかりました…

珠媿

お体、大事にして下さいね…では、気を付けて…

……

俺は…

絶対に諦めない…(ボソッ)

珠媿

ここだな…

珠媿

懐かしい…

珠媿

(まぁ…もう来ないけど)

カタン (ポストの中に手紙を入れた)

珠媿

(早く…決着をつけよう……)

………

……ん?

ポストの中に何か…

……!

この字は…!

数日後…

柳瀬 希霧

父さんがそろそろ来る時間帯だな…

ピンポーン

柳瀬 希霧

はい

父親

久しぶり…
やっと俺の前に現れてくれたんだね…

その言葉は初めて聞いた。

父親

迎えにきたよ…

もしかしたらようやく“俺”が居ると認識してもらえて…!!

父親

霧香…

少し期待しちゃった。

柳瀬 希霧

うん

柳瀬 希霧

待ってたよ

柳瀬 希霧

父さん

期待しちゃいけないのに…

父親

さ、帰ろう…?霧香…

そう言うなり父さんは俺の腕を強く握って引っ張った

柳瀬 希霧

痛っ

柳瀬 希霧

やっ

柳瀬 希霧

やめてっ

柳瀬 希霧

痛い

柳瀬 希霧

離してっ!!

父親

あーーーー

父親

すまん

父さんは手を離してくれた

父親

久しぶりすぎてちょっと力加減ができないみたいだ

そう言い笑いながら思いっきり押し倒された

柳瀬 希霧

痛っ

父さんは俺の上に乗った

柳瀬 希霧

痛いって!

柳瀬 希霧

さっきから言ってるじゃん!!

柳瀬 希霧

退けよ…

柳瀬 希霧

退けって言ってんだろ!!

バシンッ と部屋に響く音と共に頬が少し赤くそしてヒリヒリとだんだん痛みを感じる

柳瀬 希霧

久しぶりの痛みを感じて思わずぼろぼろと涙が頬を伝った

柳瀬 希霧

すると

もう一回

バシンッ

もう一回と

バシンッ

俺の頬に痛みが増す

父親

霧香のことを!!俺がどれだけ心配したか!わかって言ってんのか!!!

親父は…俺のことは見てくれない……

父親

霧香には再度教育が必要なようだなぁ…

柳瀬 希霧

ひっ

柳瀬 希霧

やっ

柳瀬 希霧

やめろ

柳瀬 希霧

やめっ

バシンッ

父親

霧香?

父親

その口調どうした?

バシンッ

父親

前はそんなこと言わなかったよな?

バシンッ

柳瀬 希霧

ごっ

柳瀬 希霧

ごめっ

バシンッ

父親

ごめん?

痛みで脳が刺激され

父親

何がごめんなんだ?

バシンッ

父親

本当に悪いと思ったならその原因と理由と改善点を言うべきだろ?

少し

バシンッ

父親

なぁ?

ほんの少しだけ

バシンッ

父親

なぁ!!!

手、と、声と、口元、の震えが止まらない

柳瀬 希霧

く、ちょ、うぅ"は、ま"わ、りがら、の、え、え"いきょ、うで、まわっ"りの、こ、たっ"ちと、な"っ、なか"っよ、くっぅ"、な、なっ、りだ、ぐて、ま、ま"ねっ"を、し、しでっ、まっ、じた

柳瀬 希霧

おっ"、おどっ、さっ"ん"、の、ゆ、ゆ"ぅっ、とっ、り"に、お、お"んっな、の"、こみ"っ、たっいぃ"に、じ、しま"、すっぅ"、ご、こん"っご、ぎっ、きを"っつっけ、ま"、まずっのっで、ゆ"っ、ゆる"っ、ゆ"るじでっ、ゆ"る"じでぐだざいぃ"…

父親

謝れてえらいな

父親

霧香

父親

だが

バリバリッ バチンッ

柳瀬 希霧

あ"っ

スタンガンをくらうのは久しぶりだ

父親

霧香が悪いんだ…

父親

霧香がぁ…

存外意識が遠退くものなんだと 実感した。

父親

俺以外の男を見るからぁ"!!

父さんはそう言いながら涙を流した

父親

お前は俺のモンだって

父親

体に刻み込まないと…

俺はそこで意識が途絶えた

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