君と一緒に消えた星＃1

私は未来。

現在中学2年生

いじめられている。

そのいじめが始まったのは約半年前

歩奈は唯一私の味方になってくれている

幼稚園の時からずっと一緒だ

だが歩奈は体が弱かった

歩奈の言葉はそこで途切れた。

歩奈の顔は真っ青になって

床に横たわっていた

歩奈は救急車に運ばれて緊急手術が行われた

未来は急いで歩奈のいる病院へ向かう

そこにはたくさんの管や機会を繋げた歩奈が眠っていた

歩奈のお母さんは泣き崩れ、お父さんは俯き歩奈のお母さんを抱きしめる。

ぴーーーーーーーーーー

歩奈が｢死んだ｣

そう思いたくないのに

重力に従って落ちていく歩奈の手、

どんどん冷たくなっていく歩奈の体温、

という現実を突きつけられて

現実を受け止めるしかなかった。

病室の中に響き渡る嗚咽が余計に未来を辛くさせるのだった

そこから物事は淡々と進んで行った。

また学校がはじまる。

なにも変わらない毎日が、またはじまる。

歩奈が死んだのに。いなくなったのに。

世界はなにも変わらない。

ドンっ

思いっきり蹴られて倒れ込む。

涙は出なかった。

ドカっ

なんどもなんども殴られるが笑いは止まらなかった。

あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは

笑いが止まらなかった。

笑い終わってふと思った。

夜

朝

カーテンの隙間から太陽の光が指す。

ゆっくりと立ち上がってカーテンを開ける。

雲1つない空だった。

お母さんの声がする。

手紙を取りに行く。

続く