私は目が覚めた。
すると天井が見え、 カーテンの仕切りが見えた。
そっか。 私、人混みの中で倒れたんだ。
そんなことを思い出して 天井を見ていると、 手に感覚があった。
🦁
🐰?
🐰
ん、
🦁
はぁ、良かった(泣)
🐰
何泣いてるの、
🦁
だってさ、俺のせいで(泣)
🐰
、
🐰
なんで貴方がなくの、
🐰
それに貴方のせいじゃない
🦁
ッ...(泣)
🦁は私に抱きついた。
ずっと眠っていたせいか、 体に力が出なかった。
🦁
良かった...(泣)
🐰
、
🦁
あ、ごめん
🦁
嫌だよな、急にハグしてごめん
この時のハグは 嫌な気がしなかった。
むしろ、ハグしてて欲しい、 包み込んで欲しかった。
🐰
もう少しだけ、ハグしてて((ボソッ…
一瞬、彼は驚いたような顔をしていたが またハグしてくれた。
🦁
次こそ俺が守るから。
🐰
、(泣)
私は泣いていた。
中学生の頃の記憶が また、頭の中に流れた。
その記憶の中には 彼に言われたような 優しい言葉はなかった。
🦁
🐰?
🐰
(泣)
🐰
ごめ、んね(泣)
🐰
もう私なんかに構わなくていいよ(泣)
🐰
もう、あの時みたいに戻りたくない(泣)
彼の私を抱き締める力が 強くなった。
🦁
構うよ。
🦁
俺が、🐰が幸せすぎて嫌って思うくらい
幸せにするよ。
幸せにするよ。
🦁
無理に好きになれとは言わない
🐰
、
🦁
だからさ、せめて
隣にいさせて?
隣にいさせて?
🐰
でも、
🦁
でもじゃなくて、
はい。
はい。
🐰
、はい
🦁
フフ
何故だろう。
中学生以来に胸が 鳴った。
🐰
過去に何があったのか聞かないの、?
🦁
🐰が言いたくなかったら
無理には言わせない
無理には言わせない
🐰
言ってもいい、?
🦁
うん
🐰
実は中学生の時___________
私は中学生の時の出来事を 彼に教えた。
彼の顔には 怒りと心配が現れていた。 それと同時に何かもう一つの 表情があった。
🦁
ッ...🐰の初恋は🦊って奴か...
🐰
そこ、?
🦁
結構ダメージ来るべ?
🐰
なによそれ((フフ
私はすぐに口元を抑え 笑ったのをごまかした。
🦁
あっ!
🦁
今笑った、
🐰
笑ってない
🦁
いや!笑ったべ?
🐰
、
🦁
可愛いw
私達はこの時間で 前よりも仲良くなれた気がする。
でも、本当に良いのか という疑問がまだ 私の胸の奥にあった。