一虎は戸惑いながら タケミチと少し話しながら バルハラのアジトに向かった
タケミチ
えっ?ゲーセン?
一虎
もう、とっくに潰れてっけど
タケミチ
首の無い天使
アジトに着き そこには場地が千冬を踏み絵する姿があった…
タケミチ
なんだ?
ゴッ!ゴッ!ゴッ!
タケミチ
え!?場地君‼︎
一虎君、何やってるんスかコレ?
一虎君、何やってるんスかコレ?
一虎
何って踏み絵だよ
タケミチ
踏み絵?
一虎
場地の信仰を試してんだよ
東卍からバルハラに宗旨替えするならその覚悟が必要だろう
東卍からバルハラに宗旨替えするならその覚悟が必要だろう
一虎
今、場地
殴ってんの東卍の一番隊副隊長
場地の一番の腹心だ
殴ってんの東卍の一番隊副隊長
場地の一番の腹心だ
タケミチ
壱番隊の副隊長!?
一虎は思った場地が千冬を踏み絵している光景を見て胸が痛かった けど今の一虎は周りにバレないように15歳の自分を演じている
一虎
東卍はバルハラの敵
神を裏切るなら信じる絵を踏まねぇとなぁ
神を裏切るなら信じる絵を踏まねぇとなぁ
タケミチ
(元々、自分について来た人を半殺しに…!?)
場地
どうよ、これで認めるだろ?
半間クン
半間クン
場地
オレのバルハラ入り
一虎
(多分、この後は場地は正式にバルハラのメンバーになる…オレのやる事はただ一つだ)
半間達は正式に場地をバルハラのメンバーに迎えた。そして半間は一虎の名前を呼んだ!
半間
一虎ぁ!!
一虎
場地は戦力になるオレが居ない後の東卍にも詳しい
一虎
オレはマイキーを殺す
その後はバルハラの集会が終わり みんなが完全に居なくなったのを確認して、千冬のところに近づく
一虎
千冬…。
ごめんな千冬(目から涙を流し)
ごめんな千冬(目から涙を流し)
千冬
……(気絶)
一虎
手当てだけでもするか
傷だらけの千冬を手当てしようとした 瞬間、手を払われた
一虎
痛ッ!なにすんだよ千冬
千冬
…触るな…
一虎
ッ!ダメだって怪我してるんだぞ!!
頼むから今だけいいから素直に手当てされてくれ…ッ(千冬の手首を掴み)
ごめん…(涙をポロポロと流し)
頼むから今だけいいから素直に手当てされてくれ…ッ(千冬の手首を掴み)
ごめん…(涙をポロポロと流し)
千冬
なんで…そんなにオレを気にかけるんだ?オレとアンタは敵なのに…しかも泣いてるし
一虎
泣いてねーよ!!ほら傷見せろ!
(踏み絵にされてるせいかかなり酷くやられてるな)滲みるけど我慢しろよな
(踏み絵にされてるせいかかなり酷くやられてるな)滲みるけど我慢しろよな
千冬
痛ッ!
一虎
ごめんな…すぐ終わるから
千冬の手当をなるべく急いでやった
一虎
出来たぞ…
だからもう行っていい
だからもう行っていい
千冬
あぁ…手当てしてくれてありがとう
一虎
うん!!いいから行けって
千冬は一虎にお礼を言うって立ち去った
一虎
……オレも今日は帰ろう
場地
……。
一虎
ただいま…ってこの部屋にはオレ1人か
一虎
千冬、大丈夫かな?一様手当てはしたんだし…。きっと大丈夫
流石に15歳の自分を演じるのは疲れる…瞼を閉じて千冬の事を考えてたら 涙が出る
一虎
…ひっぐ…うぁ…
早く帰りたいよ……
千冬が居る…未来に……ぐすん…
早く帰りたいよ……
千冬が居る…未来に……ぐすん…
すると一本の電話が鳴り響く
一虎
誰だろう?場地?
もしもし場地!?どうしたんだよ
急に電話なんて…?
もしもし場地!?どうしたんだよ
急に電話なんて…?
場地
すまねぇな一虎
明日、河川敷まで来てくれ
明日、河川敷まで来てくれ
一虎
分かった…行く
一虎
また明日な
そうして電話を切って ベッドにうつ伏せになりゆっくりと目を閉じた
一虎
ん、朝か
一虎
そう言えば今日は場地と会うんだったな…。とりあえず着替えて場地のところに行かないとな
朝食を軽く済ませる
一虎
1人は寂しいな
一虎
さてと場地に会いに行くとするか
一虎
待たせたな場地
場地
おぅ来たか一虎…
一虎
昨日、急に電話よこすとか何の用件?
場地
変な事を聞くかも知れないが
お前はオレが知ってる一虎か?
お前はオレが知ってる一虎か?
ズキッ
一虎
あっははは
何を言うかと思えばオレはオレだよ
(もしかしてバレたか?)
何を言うかと思えばオレはオレだよ
(もしかしてバレたか?)
一虎
なんでそう思うんだよ
場地
昨日、バルハラの集会の後
みんなが居なくなった時お前、千冬を
手当てしてだろう
みんなが居なくなった時お前、千冬を
手当てしてだろう
一虎
はぁ?たまたまだし…(昨日、場地のヤツオレが千冬を手当てしている姿を見てたのかよ)
場地
そうか…
一虎
…(ごめんな場地)
場地
変な事、聞いて悪かったな
それじゃオレは行くわ
それじゃオレは行くわ
一虎
…あぁ
そして場地と別れ オレはドラケンのところに向かう
一虎
急に呼び出して何の用?
ドラケン
ドラケン
ドラケン
……
一虎
ドラケン
ドラケン
久しぶりだな一虎
一虎
……
ドラケン
やめねぇか?こんな抗争
一虎
……
ドラケン
オマエに勝とうが負けようが
オレは笑えねぇよ…
オレは笑えねぇよ…
ドラケン
わかんねぇよ一虎
なんでオマエがマイキーを恨むんだ?
なんでオマエがマイキーを恨むんだ?
一虎
………(オレだって本当は恨みたくなかった)
ドラケン
マイキーはオマエに有利な証言
したんだぞ?そのおかげで早く出てこれたんじゃねぇかよ
したんだぞ?そのおかげで早く出てこれたんじゃねぇかよ
ドラケン
マイキーがどんな思いで…
一虎
ウッセェ…
一虎
2年間…オレの大事な2年間
ずっと塀の中だよ
ずっと塀の中だよ
一虎
オレはもう…あの頃のオレじゃねぇ
ドラケン
それでもオレはオマエの仲間だ!
一虎
………(ドラケン)
一虎
そう言うのが気にいらねぇんだよ
明後日だ
明後日だ
ドラケン
マイキーはそんな事、望んでねぇ
一虎
………
そして一虎はそのままドラケンの元から消えた






