コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
時刻は午前12時半
山田はいつも通り、昼頃に2人が宿泊している宿の前へ車を停めていた。
山田 隆夫
山田は車の外で、腕時計で時刻を確認しながら言った。
実は山田。今から凡そ1時間前、つまりに1時半には宿の前に着いていた。
だが、約束したのは昼頃。少し早く着いたと思い車内で轟達を待っていた。
しかし、約束の時刻を過ぎてもやって来ない轟達を不審に思い、宿の女将に訊くと、2人は午前11時には、ここを出ていると言うではないか。
最初は、まぁ散歩にでも行ったのだろう、と思ったが、流石にそれで轟が時間に遅れるとは思い難い。
山田 隆夫
ここは流石、刑事の感と云う奴だろうか。
轟達が時間に遅れた理由をピタリと言い当てた。
そして、その轟達はと言うと・・・
同時刻 〇〇宿付近
ザッ!
ザッ!
轟 健二
加藤 恭子
轟は加藤の肩を借り、山田の待つ宿へと向かっていた。
加藤 恭子
轟 健二
轟はそう加藤に感謝の意を伝えながら、チラッと後ろの方を見た。
やっぱり俺が目的か。
もしも、加藤が狙いなら、俺が動けない今のうちに拉致でも何でもすればいい。
だが、それをしないと言う事は狙いは俺。
チッ!厄介だな・・・
轟 健二
又もや、鋭い痛みが背中を走った。
加藤 恭子
加藤の指差す方を見ると、こちらに気付いた山田が居た。
山田 隆夫
そして、轟の異常事態に気付いた山田は2人の元へ、駆け寄って来た。
山田 隆夫
轟 健二
加藤 恭子
山田 隆夫
加藤と山田は2人かがりで車まで連れて行き、車へと乗せた。
山田 隆夫
加藤 恭子
轟 健二
加藤 恭子
山田 隆夫
2人はそう心配をした。
轟 健二
加藤 恭子
轟 健二
山田 隆夫
山田 隆夫
轟 健二
山田 隆夫
山田はギアをチェンジし、アクセルを踏んだ。
???
???
佐藤邸へ向かう道中
加藤 恭子
轟 健二
加藤 恭子
轟 健二
加藤 恭子
山田 隆夫
轟 健二
加藤 恭子
山田 隆夫
2人はそう言い抗議した。
轟 健二
加藤 恭子
山田 隆夫
佐藤邸
轟は加藤の肩を借り、佐藤邸の敷地内に居た。
山田 隆夫
加藤 恭子
山田 隆夫
山田は加藤に頼られ、若干高揚していた。
そして、山田はその場を離れた。
轟 健二
加藤 恭子
佐藤邸の広い庭には薔薇の花が辺り一面に生えており、それに雪が白い雪が相乗効果で良い景色になっている。
轟 健二
そんな景色を眺めていると、又もや背中に痛みが走った。
加藤 恭子
轟 健二
2人は近くのベンチに腰を掛けた。
轟 健二
轟は痛みに顔を顰め、ゆっくりと腰に手を当てた。
加藤 恭子
轟 健二
加藤 恭子
轟 健二
加藤 恭子
加藤は轟のからかいに顔を赤く染めた。
あぁ、可愛いな。
轟はニッコリと笑みを浮かべた。
しかし、それもつかの間だった。
轟 健二
一気に背中へと鋭い痛みが走った!
轟は一度に大きな痛みが来たもので、対応出来ず、加藤の方へと倒れ込んだ。
加藤 恭子
轟 健二
轟は荒い息で、返事すら出来ずにいた。
加藤 恭子
轟 健二
その痛みは、持続的な痛みでは無かった様で、直ぐに治まった。
だが、完全に痛みが消えた訳では無い。
轟はあの出来事以来、ずっと背中の激痛に耐えている。
轟 健二
轟は心配を掛けまいと気丈に振舞った。
轟 健二
その言葉を聞き、再度顔を赤くした。
あ、あのぅ。
轟 健二
轟に話し掛けてきたのは、以前、山田に行方不明の近藤の事を聞きに来ていたメイドだった。
沢田
沢田
あぁ、前に山田と居たから、そう思ったのか。
轟 健二
沢田
轟 健二
沢田
轟 健二
沢田
轟 健二
沢田
轟 健二
轟 健二
轟 健二
轟 健二
轟 健二
加藤と使用人の沢田は轟の推理を聞き、唖然としていた。
沢田
加藤 恭子
轟 健二
沢田
沢田
沢田
轟 健二
轟がそんな事を言っていると、再度背中に激痛が走った!
轟 健二
沢田
轟 健二
轟は大きく深呼吸をし、何とか痛みを押さえようとした。
轟 健二
轟は汗を流しながらも、何とか激痛を押さえ込む事が出来た。
轟 健二
沢田
沢田は突如、苦しみだした轟を心配した。
轟 健二
沢田
沢田はポケットから何かが入った缶を轟に渡した。
沢田
沢田
轟 健二
沢田
轟 健二
沢田
轟 健二
轟 健二
沢田
そのあと、使用人の沢田に塗り薬の説明を受けた。
沢田
轟 健二
沢田
轟 健二
沢田
轟 健二
そう言い、手を伸ばした。
沢田
沢田もそう言い手を伸ばした。
そして、握手をした。
沢田
沢田は轟に向かって一礼し、屋敷へ戻って行った。
加藤 恭子
加藤は昨日より、痛みの周期が早い事に不安気な顔だ。
轟 健二
轟 健二
轟 健二
加藤 恭子
轟 健二
加藤 恭子
山田 隆夫
轟 健二
轟は山田が戻ってきたのを確認し、塗り薬をポケットに仕舞った。
山田 隆夫
山田は轟に2枚の写真を渡した。
轟 健二
第12話に続く