TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

本編スタート!

桃side

っ!うわっ…!?

男が足を踏み外した

バランスを崩した男は船の外に 放り出される

ッッッ!!!

ガシッ

俺はとっさに

男の腕を掴んだ

ッッ!!…あっぶねぇ

自分でもなんで助けたのか分からない

ただ自然と手が動いていた

…!?!?

俺は船の先端から身を乗り出していた

あと少し遅れてれば 助けられなかっただろう

な、なんで…助けたんだよ

俺は犯罪者だぞ…!

男は宙に浮いた状態でそう訴える

俺は、もう…

目の前で人が死ぬのを…

見たく…ないんだ…!

俺は男の腕を強く握りしめながら言う

…ッッ!!泣

…クッッ!!

ぜってぇこの手…離さないからな

成人男性の体重を腕だけで 支えるのにも限界がある

俺の腕は今にもちぎれそうだった

(まずい…)

おいあんた!手伝ってくれ!!

男性

ハイッッ!?!?

俺は人質だった男性に助けを求める

こいつを持ち上げるんだ!

いいから早く!!

男性は最初は戸惑っていたが

渋々力を貸してくれた

せーので持ち上げるぞ?

男性

ハ、ハイ!!

「せーのっっ…!」

蒼side

僕はクルーズ船の終着点で 船が帰ってくるのを待っていた

(桃先輩…)

僕は不安でいっぱいの中 ただ待つことしか出来なかった

女性

!!!

女性

ねぇ!あれ…!!

女性が指さす先には桃先輩達が 乗っているクルーズ船があった

帰ってきた!!!

(桃先輩は!?)

僕はクルーズ船のデッキに目を向ける

ッッッ!!!泣

僕が見たのは

デッキから大きく手を振る

桃先輩の姿だった

船が岸に到着すると3人が 船から降りてきた

……泣

犯人はなぜかひどく泣いていた

警官

署まで来てもらおうか

そして犯人はすぐに身柄を拘束された

あ、事情聴取は俺がするから…!

警官

…?わ、分かりました!

すると桃先輩は犯人に グーサインを見せた

…!本当にありがとう…泣

そして人質にされていた男性も そのまま警察が保護した

も、桃先輩…!

僕は桃先輩に駆け寄る

もう本当に本当に心配したんですから…泣

そして僕は桃先輩に抱きつく

っうぉ!?

急に抱きつかれた桃先輩は 少しバランスを崩す

でもすぐに抱き返してくれた

心配かけちゃってごめんな

馬鹿…泣

そんなに泣くなって〜ww

桃先輩は僕の頭を優しく撫でる

もう二度とこんな無茶しないでくださいね…!

あぁ…約束する

絶対ですよ!!!

僕は安心したのかつい笑みがこぼれる

(蒼の笑顔…あいつにそっくりだ…)

桃先輩は悲しそうに微笑む

ん?どうしたんですk…

チュ…

へ…?//

そして僕はおでこに軽くキスされた

また君に会いたい。【完結】

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

111

コメント

2

ユーザー

最高です!! 続き頑張ってください!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚