塾帰り
目黒先生が送ってくれてます…
○○
○○
あー、疲れた〜…
目黒先生
おつかれ○○さん、!
目黒先生
今日もよく頑張ったね!
目黒先生
あ、
目黒先生
ジュースでも買ってあげよーか?
○○
子どもじゃないんですからいいですよそんな笑
○○
あと、お金持ってるし自分で買えますよ!笑
目黒先生
え〜笑
目黒先生
○○さんを子ども扱いした事なんてないよ〜笑
目黒先生
ただ奢りたいだけ笑
○○
えーっ、それなら…
目黒先生
うん、遠慮なく良いよ笑
○○
ありがとうございます!
いくつかの自販機の中から
一際美味しそうな飲み物を見つけた
○○
あっ、これ…
目黒先生
ん?
○○
美味しそうだな、って…
目黒先生
あ、これ?
○○
はい!
○○が指したのは、 小さな缶のカフェラテだった
目黒先生
これでいいの?
○○
はい!
先生が財布を取り出し、
小銭を出してボタンを押した
ガシャン
目黒先生
はい、どうぞ〜!
○○
じゃあ…ごちそうさまです!
目黒先生
ういっ
目黒先生
そこ座ろうか
○○
え、先生時間は…?
目黒先生
ううん、別に大丈夫だよ笑
ブラックコーヒーの缶を 取り出し口から取りながら 目黒先生は言った
木の椅子のある所に 2人で腰掛けた
目黒先生
あー、もう22時かぁ
○○
ですねぇ〜…
目黒先生
なんか○○さんの授業の前に少し教えてあげた時からさ、
目黒先生
時間が経つの早いんだよね
○○
へ〜…
目黒先生
ね、○○さん、
○○
ん、はい?
目黒先生
この現象、何だと思う…?
○○
うーん…
○○
私といると時間が2倍速くなる、とか!
目黒先生
……あ〜、
目黒先生
確かにね、、
目黒先生
目黒先生
まあ、
目黒先生
どっちにしろ、○○さんのせいだね、笑
先生は缶コーヒーをぐいっと飲んだ
○○
えっ、人のせいにするんですか?!笑
目黒先生
うそうそ、冗談だって笑
目黒先生
そんなわけ…
目黒先生
いや、ある。めっちゃあるわ
○○
ええ…!
目黒先生
やっぱり○○さんのせいだわ
目黒先生
ねぇ、責任取って…?
公園の街灯が乏しく照らす中、 私たちの距離はどんどん 近くなっていった
○○
…えっ、?
○○
ちょ、ちょっと、目黒先生…?
何を言っても真剣な顔が すぐ前にある… そんな状態だった
カランッ
○○
あっ!!
バサッ
目黒先生
おい、大丈夫か?!
先生は目を大きく見開き、 声を荒らげた
○○
だ、大丈夫です…っ
突然、先生と体が密着した
目黒先生
あー…汚れちゃったね…
○○が飲んでいたカフェラテの缶が横に倒れていた
目黒先生
大丈夫…? ○○さん怪我ない?
○○
…そんな、大丈夫ですよ!笑
○○
心配しなくていいですから、ほんと!笑
先生の心配をよそに こぼれたカフェラテを 片付けようとした
その時
目黒先生
ちょっと、○○さん…そこ!
○○
え!あ、汚れて…!?
地面に染み込んだカフェラテが 表面を柔らかくしていた
見事にその地面を踏んでしまった
チュッ
○○
!?
目黒先生
!