甘い。 とてもじゃないけど甘い。
榎 本 咲
榎 本 咲
内心、申し訳ないと 言う気持ちも有りながら どうやって告白しようかな。 など考えてる私は まるでシンデレラに出てくる 意地悪なお姉様そのモノ。
桜ちゃん、 きっと断腸の思いだったよね。 あっちは私の気持ちに 気付いていたのかもしれない。
そんな中、 1人で居る部屋には 相応しくない様な ピンポーンと すこし大きいチャイムが鳴った。
〝 ごめんくださーいっ! 〟
榎 本 咲
一言、「はーい!」と 返事をして玄関向かう。
羽 宮 桜
榎 本 咲
榎 本 咲
玄関で話すのもなんだし、
榎 本 咲
羽 宮 桜
羽 宮 桜
今、正直会いたくなかった、 平常心で居られるかって言うと そうじゃない。 なんなら泣きそう。
榎 本 咲
羽 宮 桜
羽 宮 桜
びっくりだった そんな、他に好きな人居ながら 悠くんと と思ったが違うらしい。
榎 本 咲
話を聞けば、 所謂、嘘コク。 あっちもあっちで 好きな人はいたらしい、 それが私だったら どれだけ嬉しかったことか
羽 宮 桜
気持ちに気付いてなかった
訳じゃないの。
羽 宮 桜
切り出す様子もないし、
ほんと、何なんだろうね、
きゅうっと心が締め付けられた ような気がした。
羽 宮 桜
私から別れを切り出したの。
羽 宮 桜
口で言わなきゃ気がすまなかった
羽 宮 桜
桜ちゃんはそういうと、 私の頭をふわっと撫でた。 温もりがあって心地よかった。
羽 宮 桜
ことしないし、
応援してるからね。
榎 本 咲
榎 本 咲
勇気出た気がするな!!
榎 本 咲
可愛くて素敵な子だね!
そんな可愛くて素敵な彼女に 惹かれながらも、 いつか御伽噺で見た 白雪姫的なシーンが 来ることを待っているのだ
羽 宮 桜
またね!
榎 本 咲
彼女は優しくて、 可憐な少女。 そんな彼女から私がもし幸せを 奪っているのだとしたら?
君がまだ悠くんのことが好きなら? そんな可能性ばかり考えてしまう。
本当にそうだとしても、 私はアナタのコトを 追い掛ける事は出来ないんだよ
貴方の事は友達として、 誰よりも大好きだったよ
これは少し昔のお話