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テラーノベル(Teller Novel)

甘い。 とてもじゃないけど甘い。

榎 本 咲

本当に、別れちゃったんだ、

榎 本 咲

願ったり叶ったりだなぁ、

内心、申し訳ないと 言う気持ちも有りながら どうやって告白しようかな。 など考えてる私は まるでシンデレラに出てくる 意地悪なお姉様そのモノ。

桜ちゃん、 きっと断腸の思いだったよね。 あっちは私の気持ちに 気付いていたのかもしれない。

そんな中、 1人で居る部屋には 相応しくない様な ピンポーンと すこし大きいチャイムが鳴った。

〝 ごめんくださーいっ! 〟

榎 本 咲

…!!桜ちゃん?!

一言、「はーい!」と 返事をして玄関向かう。

羽 宮 桜

あれ、咲ちゃん一人なの?

榎 本 咲

え、あ、うん!!

榎 本 咲

そんな事より
玄関で話すのもなんだし、

榎 本 咲

上がって!

羽 宮 桜

いやいいよ!!

羽 宮 桜

すぐ終わる!

今、正直会いたくなかった、 平常心で居られるかって言うと そうじゃない。 なんなら泣きそう。

榎 本 咲

そう、?

羽 宮 桜

あのね、

羽 宮 桜

私、好きな人が居るの、

びっくりだった そんな、他に好きな人居ながら 悠くんと と思ったが違うらしい。

榎 本 咲

じゃあどうして、?

話を聞けば、 所謂、嘘コク。 あっちもあっちで 好きな人はいたらしい、 それが私だったら どれだけ嬉しかったことか

羽 宮 桜

別に咲ちゃんの
気持ちに気付いてなかった
訳じゃないの。

羽 宮 桜

でもあっちは別れ話を
切り出す様子もないし、
ほんと、何なんだろうね、

きゅうっと心が締め付けられた ような気がした。

羽 宮 桜

だからね、
私から別れを切り出したの。

羽 宮 桜

こんな事でわざわざ家来なくていいのにって思うかもしれないけど、
口で言わなきゃ気がすまなかった

羽 宮 桜

ごめん!笑

桜ちゃんはそういうと、 私の頭をふわっと撫でた。 温もりがあって心地よかった。

羽 宮 桜

私、咲ちゃんの心で弄ぶ様な
ことしないし、
応援してるからね。

榎 本 咲

あ、うん、ありがとう、!!

榎 本 咲

なんか、
勇気出た気がするな!!

榎 本 咲

やっぱ桜ちゃんは
可愛くて素敵な子だね!

そんな可愛くて素敵な彼女に 惹かれながらも、 いつか御伽噺で見た 白雪姫的なシーンが 来ることを待っているのだ

羽 宮 桜

お話聞いてくれてありがとう。
またね!

榎 本 咲

またね笑

彼女は優しくて、 可憐な少女。 そんな彼女から私がもし幸せを 奪っているのだとしたら?

君がまだ悠くんのことが好きなら? そんな可能性ばかり考えてしまう。

本当にそうだとしても、 私はアナタのコトを 追い掛ける事は出来ないんだよ

貴方の事は友達として、 誰よりも大好きだったよ

これは少し昔のお話

「 まじめな恋の物語 」

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コメント

1

ユーザー

貴方への愛が甘いって言ってるんだよ。 だから大好きだったって言ってるんだよ 、は????? 何いってんの、こいつって思いましたよね。深夜テンション極まってますが

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