その間も、その後も ゆあんくんはずっと眠っていた。
ゆあんくんの寝顔を見ると色んな記憶がフラッシュバックしてきた。
次第にのあさんは疲れたのか カクンッと大きく身体を揺らした
蒼田 直輝
蒼田 直輝
赤城 乃愛
赤城 乃愛
赤城 乃愛
蒼田 直輝
赤城 乃愛
赤城 乃愛
蒼田 直輝
蒼田 直輝
赤城 乃愛
そう会話を終え、のあさんは肩に鞄を掛けて病室を出た
結局その日ゆあんくんは 『おはよう』と言わなかった、
真っ暗な病室。 これは僕が暗く見えてるだけなのか、ほんとに周りが暗いのか時計を見なければ分からなかった。
ベッドに潜り込んで 『ドナー 条件』や『ドナー 血の繋がり』 と検索した。
目を瞑っていても外からの光を感じた。
パッと目を開けて。なんにも言わずに準備をした。
ゆあんくんに会いに行くために
そっと扉を開けるとゆあんくんが眠っていた。 昨日とは違い 管は通っていなかった。
そっと椅子に座ってゆあんくんの純白な手を握って 自分の額に当てた。
ゆあんくん 起きて______
そう願い続けた。
ムスカリの花弁がひとつ散った時 ゆあんくんの指がピクッと動いた。
蒼田 直輝
赤城 柚杏
そう聞こえた瞬間、目頭がジリジリと痛んで 涙が溢れ出した。
蒼田 直輝
赤城 柚杏
涙を流しながら微笑み、挨拶した
ゆあんくんも微笑みながら挨拶をしてくれた
ゆあんくんは決して元気そうでは無い。 でも、こうして生きてくれてることが嬉しいんだ。
ゆあんくんには生きてほしいから__
ゆあんくん おはよう___
♡120 NEXT……
コメント
19件
ゆあんくん良かったー😭