TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

その間も、その後も ゆあんくんはずっと眠っていた。

ゆあんくんの寝顔を見ると色んな記憶がフラッシュバックしてきた。

次第にのあさんは疲れたのか カクンッと大きく身体を揺らした

蒼田 直輝

のあさん……?疲れましたよね

蒼田 直輝

帰っても大丈夫ですよ。僕がここに居ますので

赤城 乃愛

え、いいんですか、?

赤城 乃愛

申し訳ないです。すみません

赤城 乃愛

直輝さんは帰らなくて大丈夫ですか?

蒼田 直輝

あー、僕入院してるので……

赤城 乃愛

え?そうなんですか、

赤城 乃愛

直輝さんの気も知らずにすみません。

蒼田 直輝

全然大丈夫ですよ。

蒼田 直輝

そんなことよりゆっくり休んでくださいね。

赤城 乃愛

はい。ありがとうございます

そう会話を終え、のあさんは肩に鞄を掛けて病室を出た

結局その日ゆあんくんは 『おはよう』と言わなかった、

真っ暗な病室。 これは僕が暗く見えてるだけなのか、ほんとに周りが暗いのか時計を見なければ分からなかった。

ベッドに潜り込んで 『ドナー 条件』や『ドナー 血の繋がり』 と検索した。

目を瞑っていても外からの光を感じた。

パッと目を開けて。なんにも言わずに準備をした。

ゆあんくんに会いに行くために

そっと扉を開けるとゆあんくんが眠っていた。 昨日とは違い 管は通っていなかった。

そっと椅子に座ってゆあんくんの純白な手を握って 自分の額に当てた。

ゆあんくん 起きて______

そう願い続けた。

ムスカリの花弁がひとつ散った時 ゆあんくんの指がピクッと動いた。

蒼田 直輝

え、?ゆあんくん?

赤城 柚杏

はい。なんですか

そう聞こえた瞬間、目頭がジリジリと痛んで 涙が溢れ出した。

蒼田 直輝

ゆあんくん!おはようございます、!

赤城 柚杏

おはようございます、!

涙を流しながら微笑み、挨拶した

ゆあんくんも微笑みながら挨拶をしてくれた

ゆあんくんは決して元気そうでは無い。 でも、こうして生きてくれてることが嬉しいんだ。

ゆあんくんには生きてほしいから__

ゆあんくん おはよう___

♡120 NEXT……

僕の花が枯れるまでの話

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

501

コメント

19

ユーザー

ゆあんくん良かったー😭

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚