気がついたらゆあんくんの腕の中に居た。
出来ればずっとこのままでいたい。 そう涙を流して思った。
赤城 柚杏
ゆあんくんはそう言って ニカッと笑った。
そんなゆあんくんを見てると涙が止まらなくて 苦しくなった。
蒼田 直輝
焦ってゆあんくんから離れて僕もニコッと微笑んだ。
赤城 柚杏
赤城 柚杏
赤城 柚杏
ボソッと喋るゆあんくんの顔は真っ赤で 可愛かった。
するとゆあんくんは僕のお腹を指さした
赤城 柚杏
指をさしながらそういうゆあんくんは僕の病気の事を言ってるのだろう。
さっきボソッと言っていた事は自分の中で取り消したようだ。
蒼田 直輝
表情の雲るゆあんくんを前に泣きたい顔を動かして微笑んだ。
赤城 柚杏
主語を言わずに言うゆあんくん。でも、何のことを言ってるのか直ぐにわかった。
蒼田 直輝
赤城 柚杏
真剣な眼差し。
きっと検査は通らない。無駄なこと。
でも、ゆあんくんは真剣でそんな彼を裏切りたくない。
最初から分かりきってる結果。でも、試してみる価値はあるとおもった。
正直、検査は通って欲しくない。ゆあんくんが亡くなる前提の話なのだから。
蒼田 直輝
赤城 柚杏
赤城 柚杏
ゆあんくんはそう言って 僕は仕方なく渋々了承した。
赤城 柚杏
涙の滲む瞳から涙が溢れた。
次の朝。あの後2人で蛙野先生に頼みこんだ。
案の定、確率はかなり低いこと、リスクがあること、ほんとにいいのか
色々言われた。それでもゆあんくんは真剣に返事していた。それを僕が左右してはいけない。
彼が望んだことだから。
そして今日検査がある。ドキドキしながら 先生を自室で待った
数分待った時蛙野先生が扉を開けて入ってきた
蛙野 柴
蒼田 直輝
そうして、僕は念の為車椅子に乗って先生と病室を出た
検査は早く終わった。 一応その日は病室を出てはいけないらしい。
もちろんゆあんくんも。
出来ればゆあんくんのところへ行きたい。
でも、ダメらしい。流石の僕でも先生の言うことを聞くことにした。
次第に瞼が重くなって目をソッと閉じた。
♡120 NEXT……
コメント
14件
ゆあんくんがデレた瞬間心臓止まるかと思った!
いやもうまじで書き方が上手すぎる…最高 続きが楽しみにしてる!!