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スクールカウンセラー室だと 思ってくださいw←かなり無理がある
キーンコーンカーンコーン......
コポコポコポ......
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
授業の終わりを告げるチャイムの音と お湯をコップに入れる音、甘い香りで目を覚ました
ソファで横になっていた体を起こし、うとうととする、が ──
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
私の大好きな......!
気づくと眠いのも忘れ、叫んでいた
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
すると私の声に驚いたのか、
ここのスクールカウンセラー...... 私のいとこでもある、みこ姉が少し肩をビクッとさせながら後ろを向いた
相楽(さがら)美琴(みこと)
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
相楽(さがら)美琴(みこと)
みこ姉はそう言いながらコップを二つトレーに乗せて持ってきてくれた
その中身は、いつもみこ姉が入れてくれる大好きなもの。
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
コップを手に持ち、ふぅっ...と冷ます
相楽(さがら)美琴(みこと)
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
話しながらコップに口を付ける
ゴクッ......
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
相楽(さがら)美琴(みこと)
相楽(さがら)美琴(みこと)
急にみこ姉が真剣な表情と話し方に なったので私はミルクティーを飲む手を止め、トレーに置いた
相楽(さがら)美琴(みこと)
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
相楽(さがら)美琴(みこと)
そう
私は一年,二年でずっと教室に通っていない
わざわざみこ姉が私のためにこの学校を仕事場にしてくれて、校長先生に私の事情を話してくれた
そして私の事情を知った校長先生が 一番信頼している人がいた方がいい、と教室に無理に通わず、ここで過ごしていいと仰ってくれた
私の周りは優しい人ばかりだな...
だから私も迷惑かけないように高三になった今、教室に行かなきゃって分かってるのに...
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
相楽(さがら)美琴(みこと)
相楽(さがら)美琴(みこと)
相楽(さがら)美琴(みこと)
相楽(さがら)美琴(みこと)
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
相楽(さがら)美琴(みこと)
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
相楽(さがら)美琴(みこと)
相楽(さがら)美琴(みこと)
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
相楽(さがら)美琴(みこと)
私に元気を出させるために 笑わせたり話逸らしたりしてくれて...
この人はどこまで優しいのだろう
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
相楽(さがら)美琴(みこと)
相楽(さがら)美琴(みこと)
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
手を振ってくれるみこ姉に振り返し
私はスクールカウンセラー室のすぐ 隣の屋上に入った
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
ぐーっと私は太陽に浴びながら伸びをする
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
誰もいない屋上で一人、呟きながら みこ姉から預かった鍵をくるくる回す
ガチャガチャッ
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
私が入った所は屋上にある物置部屋
でもここは屋上にいても見えにくい 位置にあり、関係者以外入れないから人が入ってくる心配もない
人に会いたくないけど気持ちよく寝たい私にとっては絶好の場所
物置部屋特有の匂いも結構好きだったりする
前園(まえぞの)陽菜(ひな)
何故かいつも以上に眠かった私はすぐに眠りについた
あんなミスをするとは知らずに...