微睡〇〇
織田作之助
微睡〇〇
微睡〇〇
織田作之助
作之助と談笑しながら路地を歩く。
此の頃はまだこんなに夜空が青かったか。
太宰治
猫
太宰治
織田作之助
太宰治
太宰治
微睡〇〇
太宰治
太宰治
治の言葉に耳を貸す様に私と作之助が隣りに座る。
太宰治
太宰治
ビシッと手を銃の形にして空に向ける治。
あぁ、こんな会話もあったなぁと内心懐かしむ。
織田作之助
微睡〇〇
織田作之助
私と作之助の前に治と同じカクテルが置かれる。
其れを手に取って作之助は治の方へ顔を向けた。
太宰治
太宰治
織田作之助
太宰治
微睡〇〇
私が云うと治は拗ねたように机に突っ伏し、
自身のカクテルの丸い氷を指で遊んだ。
太宰治
太宰治
微睡〇〇
織田作之助
微睡〇〇
微睡〇〇
太宰治
頬をふくらませて顔を上げる治は子供のようだ。
私が其れにクスリと笑うと、作之助の表情も少し穏やかになる。
此の時間が永遠に続けば好いのに。
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