TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

僕のもの

一覧ページ

「僕のもの」のメインビジュアル

僕のもの

1 - 僕のもの

♥

693

2021年10月31日

シェアするシェアする
報告する

僕のもの

、ポロッ

眩しいほどきらきらした街の端っこで 君は涙を流す

彼に捨てられたのだろう、きっと、 そんなことを思いながらそっと君に近ずく

あいつ、

元から、女関係激しかったもんね、

そう呟いた瞬間、涙を落としながら 僕の方を見る

青、ちゃん、…ポロッ

そう言って彼は僕にしがみつく まるで小さな子供のようだ、

もう、っ、やだよ、…ポロッ

そう言ってただ僕の足に頭を擦り付ける

僕ん家、来る、?

僕は口を開くと彼の涙はスッっと止まる

いいん、ですか、……?

だって、行くとこないでしょ、?

彼は小さく縦に首をふる

僕は彼の手を優しく握り、引っ張り 彼の体を起き上がらせる

僕は彼の手を握ったまま、家へと向かう

もちろん、僕の家にはほとんどなにもない 君はゆっくりとソファーに座り また涙を流し始めた

まだ、…あいつの事が好き、?

、ッ、はい、

そう小さく呟いた君に近ずき そっと唇を合わせる

その瞬間、また君からは涙が零れた

僕じゃ、だめ、?

、ぇ、っ

彼はフリーズしたままただ僕を見つめる

ちゃん、と、最後まで、…

愛してくれますか、…?

少し上目遣いな涙目で、僕の服を握る

もちろんだよ、

パチュン、パチュンッ

ん、ッふぁ、、っぁ、ッ//

青ちゃ、ッぁ、ひぁ、っ//

部屋にはただ君の甘い声が響く

ふ、ッ/

可愛いよ、ッ黄、/

あ、ッ♡ぅ、ッ//

はぁ、あいつは今頃“ 何してんだろ ”

僕に彼を奪われた事も知らずに、

女と体を重ねてんだろうな、

これで、ずっと、

“ 君は僕のものだから ”

っという、茶番は置いといて、

どうぞ、

ど~も、!

ころで~す、!

目の前には沢山のコメントが流れ

目が追いつきそうにはない

6年前まではちっぽけな配信者だったが、

今では結構な有名人だ、

明日には5度目の握手会も控えており

やっと見てくれている皆に会えるんだな

そんなことを思いながら今日も配信をする

こんな配信者だが、

もちろんオキニのリスナーさんは居る

本当は明日、君に会えればどうでもいい

それぐらいだった、

君は僕の配信を初めて見てくれた

僕の古参でもある、

だからもちろん、アカウントは全部

把握している、

じゃあ、明日楽しみにしててね、

おつころ、ッ

そう言って僕は慣れた手つきで配信を切る

、楽しみだな

そんなことを呟きながら

僕は寝室へ向かった

僕は朝一番の電車に乗り、解除へ向かう

こんなに早く行く必要は無いが

一様のためだ、

身バレが心配なので、

一様、顔はマスクで隠している

あれ、ちょっと待って、

そんな事を思っていると

目の前にはお目当ての君が

壁にもたれながら眠っていた

、っ

彼は今にも倒れてしまいそうな体制をしており

僕は不安で仕方がなかった、

その時だった、

カーブで電車が揺れ、君が倒れた

ぁ、ッ

僕はとっさの判断で

君を抱きしめた

、ん、っ、…スゥスゥ

、はぁ、

君の方が身長が高く

僕の耳元で可愛らしい寝息が聞こえる

って言うか、なんで居るんだろ

そんな事を思っていると

僕は目的の場所につく

ぇ、っ、

どうしよ、…

その瞬間、僕の頭の中に

ひとつの案が浮かぶ

、連れてく、?

いや、でも、それはだめだ、

僕達の関係は配信者とリスナーだ、

、っでも、

気づけば僕は

君を背中にのせ、

会場へ向かっていた、

僕は君を背負ったまま

控え室に入る

スタッフ

ぁ、ッ青さん、

スタッフ

早いですね、…って、

スタッフ

あの、誰ですか、?

あ、はは、ッ

連れてきちゃった、ッ

僕は理由をスタッフに話し、

彼を椅子に寝かせた、

スタッフ

でも、…それはちょっと、…

今回だけです、ッ

お願いします、、っ

僕はスタッフに頭をさげる

スタッフ

、はぁ、…

スタッフ

今回だけですからね、

、っ!

ありがとうございます、!

あと数分で、握手会が始まる時間帯だった、

、ん、ッ…ぅ、、

あ、起きた、?

僕は彼と机を挟んだ正面の椅子に座り

彼にそう言う

、…へ、ッ

ふ、ッ、

おはよ、

僕彼に笑顔を見せた

へぁ、、っ、え、ッ

ころ、っさ、ッえ、?

びっくりしたのか、戸惑っている彼を見て

つい、可愛いなと思ってしまう

目覚めた、?

へ、ッぁ、はい、ッ

さほど驚いたのか、彼は服の胸元を

ぎゅっと握る

あ、ッ僕時間だから行くね、!

ぁ、っはい、ッ

ぁ、部屋出て右曲がると、

自販機とか色々あるから、ッ

じゃ、っ

ぇ、ッあ、はい、ッ

そう言って僕はドアを閉めた

僕が向かうと、すでに

握手会の行列ができていた

スタッフ

こちらです、

そう言ってスタッフに案内される

リスナー

あ、ッあの、ッ//

ゆっくりでいいよ、ニコッ

リスナー

あ、ッ//

リスナー

い、っいつも応援してます、ッ

リスナー

それ、から、ッ//えっと、ッ

スタッフ

はーい、お時間で~す、

リスナー

あ、ッ

今日は来てくれてありがとね、ニコッ

“ 大好きだよ ”

リスナー

あ、ッ//、は、はい、ッ//

まぁ、思ってないけどね、

そんな事を思いながら

時間はどんどん過ぎていく、

今日はありがとね、ニコッ

リスナー

は、ッはい、ッ//

ふぅ、

終わった、?

スタッフ

はい、終わりました

そう言ってスタッフは

僕を連れ控え室へ向かった

ドアの前でスタッフと別れ

僕は控え室に入る

ただいま、

ぁ、ッおかえりなさいです、ッ

君は僕に笑顔を見せた

ごめんね、色々と

いえ、ッ大丈夫です、!

ぁ、ッの、

ん、?

なんで、ッ僕ここにいるんですか、ッ?

あ、そう言えば、

言ってなかったね、

って、事があって、……ってえ、ッ

彼の顔は真っ赤に染まっていた

ふぇ、ッ……//

そんなことが、ッあったんですか、//

うん、

あぁぁ、ッぁ、//

照れているのか、

顔を手で隠して彼はしゃがんだ

ふふ、ッ

ほら、帰ろ、?

僕は彼に手を差し出す

ぇ、ッ//

少し戸惑っていたが

彼は僕の手を握った

僕は彼の手を握ったまま

駅へ向かう

ぁ、そーだ、

へ、?/

僕は足を止める

ねぇ、目瞑って、?

ぇ、?あ、、はい、ッ

彼は目を瞑る

手、出して

は、ッはい、、

彼が差し出した片手を掴み

手の平に油性ペンで書いていく

ひぁ、ッピクンッ/

っ、

なに、書いてるんですか、ッ?

、よし、

目開いていいよ、

彼はゆっくりと目を開く

へ、?

サイン、ですか、?

うん、

“ 僕のものっていう印 ”

ぇ、ッ//

で、ッでも、/

手のひらじゃ、消えちゃうんじゃ、

ふ、ッ

毎日付ければいいでしょ、?

おつころ~ッ

そう言って僕は今日も配信を切る

ぁ、そうだ、

今日付けてないじゃん、

そう言って僕はドアを開ける

ぁ、ッ

青ちゃん、ッ

お疲れ様です、!

ふふ、ッ

ありがと、

机にスマホを置く彼を見て

今日も見てくれてたんだな

そう関心する、

ほら、来て

へ、?

ぁ、はい

チュッ

ん、っくすぐ、ったッぃ//

チュッヂュッ

ん゛っ、//

プハッ

きれ~に、付いた、♡

、//

ドサッ

ひぁ、ッ//へ、?

今日も頑張ったから、

い~よね、?

、ッ//

明日、腰痛かったらッ

怒りますからね、ッ//

怒った黄ちゃんも可愛いから

僕にとってはご褒美、♡

、っ、もぅ、ッ//

いつまでも君は

“ 僕のもの ”

ℯ𝓃𝒹

この作品はいかがでしたか?

693

コメント

28

ユーザー

ブクマ失礼します!

ユーザー

まって、会場が「解除」になってんだが、w

ユーザー

ブクマ失礼します

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚