テラーノベル
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次の日…
コンコンと扉を叩く音が真希の重い瞼を開ける 真希:「ん…誰だよ…」 真希は眠たい目を擦りながら枕元に放り投げていたスマホを手に取る。 画面には昨夜の憂太とのチャット。 『明日朝練で起こしに行くね』 『夢の中でも真希さんに会えたら良いな』 その文字を見た瞬間、昨夜のドキドキと約束を思い出して、一気に目が覚めた 憂太:「真希さん、起きてる? 僕だけど 約束通り、起こしに来たよ」 ドアの向こうから聞こえたのは、スマホ越しじゃない、本物の少し低くて甘い声。 真希:「…っ!?憂太!? お前、本当に来んじゃねぇよ……!」 真希は飛び起きて、乱れた髪を必死に手で整える。 憂太:「あはは、ごめん。だって約束したでしょ? 早く会いたかったし。」 ドアがゆっくりと開き、憂太が顔を覗かせる。 制服の首元にはいつものリングネックレスが揺れていた。 朝の光を浴びて、憂太はまぶしそうに目を細めた。 憂太:「……おはよう、真希さん。 やっぱり顔赤いね。 もしかして 僕のこと考えてた?」 真希:「…っ、うるせぇ……! 自意識過剰何だよ、お前は!」 真希は布団を被って顔を隠すが、 憂太は構わずベットの側まで歩み寄ってくる。 ふわり、と彼の匂いが真希の鼻をかすめた。 憂太:「ねえ真希さん。僕はね、ちゃんと夢でも会えたよ」 憂太がベットの端に腰掛け、少しだけ声を落としてささやく。 憂太:「だからね、現実でも続きを見たくて…こうして迎えに来たんだ。 ………一緒に朝練行こう?」 真希:「………………」 布団越しでも、自分の心臓がうるさくて仕方ない。 憂太の指先が布団の端を優しく掴んで、少しだけめくった。 憂太:「……廊下で待ってるから、早く着替えておいで?」 真希:「……バカ憂太。さっさと外に出ろ」 真希のぶっきらぼうな返事に憂太は「うん、待ってるね」と嬉しそうに笑って部屋を出て行く。 一人残された真希は、顔を真っ赤にして再び顔を枕に埋めた。