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蒼空も怖いのか:( ;´꒳`;):
男子A
男子B
蒼空
蒼空
みんなと遊んだ帰り道
公園の横を通りかかると
猫の声がした
『ミギャァアア!』
蒼空
悲鳴に近い鳴き声だ
ドッ!
ボゴッ!
硬いもので何かを殴る音もする
蒼空
蒼空
雑草の茂みをかき分け
ぼくはそっと様子を覗いた
グチャッ!
ベチャッ!
蒼空
そこにいたのは
血を流して横たわる黒猫に
バットを振り下ろす少年だった
蒼空
蒼空
蒼空
見てしまった
凶器を振っているのは
ぼくのクラスメイトだった
──数時間前
先生
先生
先生
男子A
男子B
蒼空
男子A
蒼空
男子B
蒼空
男子A
男子A
男子B
男子B
蒼空
男子A
男子A
男子A
蒼空
男子B
男子B
蒼空
2人は目を合わせて
ニヤニヤと笑った
男子A
男子A
男子A
男子B
わざとらしい悲鳴が教室に響く
蒼空
男子A
男子B
蒼空
男子A
男子A
男子A
蒼空
男子B
男子B
男子B
蒼空
男子C
別のクラスメイトが混ざってきた
男子A
男子C
男子C
男子C
男子A
男子B
男子C
男子A
男子B
息の合う友達2人は
同時にケラケラと笑った
蒼空
蒼空
男子A
男子A
男子A
男子B
男子C
男子A
蒼空
男子A
男子A
男子A
蒼空
男子A
男子B
蒼空
男子B
蒼空
蒼空
蒼空
男子B
男子A
男子C
男子A
男子B
クラスで一番背が低い男子
リクはチラッとこっちを見る。
男子B
男子B
陸
リクは暗い顔のまま
無視して帰っていった
男子B
男子C
男子C
男子A
放課後
ぼくら4人の探険隊は
川沿いの広場やお寺を調査したが
これといった収穫はなかった
男子A
男子A
男子B
男子B
蒼空
蒼空
男子C
男子C
蒼空
男子A
男子B
蒼空
そうしてみんなと別れ
ぼくはあの公園で
猫を殺している少年を見た
グチャッ! ベチャッ!
男子A
男子A
蒼空
金属バットで殴られた黒猫は
腹から後ろ脚にかけてが
グチャグチャになっていた
少年はようやく
バットを振るのをやめた
蒼空
蒼空
小柄で、暗い顔をした少年
蒼空
蒼空
蒼空
ぼくと──
友達になれそうな気がする