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ナック達が来る少し前

ハウレス

ウッ…((ズキズキ…

ハウレス

トリシア…

ハウレス

またお前に会いたいよ…

ハウレス

トリシア…トリシア……

???

あらら〜だいぶ痛めつけられてるみたいだね

???

人間って酷いことするなぁ

???

大丈夫かな…

???

まだちゃんと生きてる?

ハウレス

ウ…ウゥ…

ハウレス

今の…声は…

???

ハ〜ウ〜レ〜ス〜く〜ん

ハウレス

!!

ハウレス

お前は…

セラフィム

あぁ、良かった

セラフィム

まだ生きてたんだね

セラフィム

久しぶり。元気だった?

セラフィム

ん?待てよ…

セラフィム

この挨拶はちょっと変か

ハウレス

セラフィム…

セラフィム

おや?私の名前を覚えていてくれたんだね

セラフィム

嬉しいよ、ハウレスくん

ハウレス

お前…どうやってここに…

セラフィム

窓が開いてたからそこからお邪魔したんだ

セラフィム

ハウレスくんの居場所は、近くに居た人間に聞いたよ

セラフィム

みんな親切に教えてくれてさぁ〜

ハウレス

まさか…その人たちを…

セラフィム

フフ…私たちは天使だよ?

セラフィム

言わなくてもわかるでしょ

セラフィム

それにしても、人間って変わった生き物だよね〜

セラフィム

同じ兵士なのに、すぐ逃げ出す人もいれば、立ち向かって来る人もいたり

セラフィム

まぁ、どちらも平等に消えてもらったけどね

ハウレス

貴様…!

セラフィム

抑えて抑えて。今日は戦いに来たわけじゃないんだ

セラフィム

ずっと捕まっていた君に、大事なことを知らせようと思って

ハウレス

大事なこと…だと?

セラフィム

そう。君にはとても残念な知らせだけど…

セラフィム

君の主…今日処刑されたよ

ハウレス

は……?

ハウレス

いま……なんて……?

セラフィム

だ〜か〜ら〜処刑されたんだって

セラフィム

君たちの大事な大事な…主様が

ハウレス

そん…な…

ハウレス

主様が……処刑……?

ハウレス

そんなはずない…!

ハウレス

だってあの時審問会に主様は…!

セラフィム

セラフィム

……((ニヤッ

セラフィム

仕方ないよね

セラフィム

あれだけ大人数の犠牲が出ちゃったわけだし?

セラフィム

誰かが責任を取らないと

ハウレス

あ…ああ……

セラフィム

主は、その審問会から戻った悪魔執事から話を聞いて…

セラフィム

自分の責任だと感じて…

セラフィム

主自ら処刑を頼んだらしいよ

セラフィム

そんなことしたって、我々天使は何も困らないのにね

ハウレス

………

ハウレス

主様が…ご自分の意思で処刑を……?

ハウレス

そんなの…ありえない……

ハウレス

主様が処刑されるなんて…

ハウレス

そ、そうだ…他の執事達が、黙って見過ごすはずが…

セラフィム

もちろん、悪魔執事たちも必死に説得したんだけどね

セラフィム

でも、自分が主だからその責任は自分が取ると言って…

セラフィム

その後に悪魔執事たちが助けに行った時には…もう……

ハウレス

嘘だ…

ハウレス

嘘だ嘘だ…嘘だ…!

ハウレス

主様が…処刑されたなんて……

セラフィム

嘘じゃない…全て現実さ

セラフィム

君たちの主は、貴族の手で処刑された

セラフィム

でもね、ハウレスくん

セラフィム

君たちの主が死んだのは…

セラフィム

君に原因があるんだよ、ハウレスくん

ハウレス

俺の…せい……?

セラフィム

あぁ…こんな事態になったのも……

セラフィム

元はといえば…君が私情に囚われて、二度目の遠征を強行したからだ

セラフィム

そのせいで多くの兵士が犠牲となり…

セラフィム

君の主が、その責任を取らされた

セラフィム

だからハウレスくん

セラフィム

君が主を殺したようなものだよ

セラフィム

君のせいだ

セラフィム

君が殺したんだ

ハウレス

俺が…主様を……

ハウレス

俺のせいで…

ハウレス

主様…

ハウレス

あるじさま……!

ハウレス

俺はまた…大事な人を守れなかったのか…

ハウレス

トリシアのときのように…

ハウレス

俺はまた…大切な人を死なせてしまった……

ハウレス

主様には、なんの罪もなかったというのに…

ハウレス

俺は…主様を笑顔にすることも…出来なかった……

ハウレス

主様には……俺たちが支えて…笑顔になって欲しかった…

ハウレス

なぜだ…なぜ俺から大切な存在を奪う…?

ハウレス

俺を責めたければ…俺を殺せばいい…

ハウレス

それなのに…どうして罪のない人間を…

ハウレス

許せない…

ハウレス

…許せない…!

ハウレス

ウッ…ウグッ…

ハウレス

グッ…ウゥ…

ハウレス

うわああああああああああああああ!!!

ハウレス

ハァ…ハァ…ハァ…

ハウレス

何が貴族だ…あいつらは人の命をなんとも思っていない…

ハウレス

あんな連中…生きる価値すらない…

ハウレス

全員…

ハウレス

俺が殺してやる…!

ドゴン…!!

メア

!!

ボスキ

なっ…!何だこの音は…?

ナック

奥の牢獄の方からのようですね

ナック

この先には、ハウレスさんが囚われているはず…

バスティン

まさか…

((コツ…コツ…コツ…

メア

ッ……!!!

メア

そんな…ハウレスさん…

ハウレス

ハァ…ハァ…ハァ…

ボスキ

マジかよ…悪魔化してやがる

ナック

い、一体どうして…

ボスキ

ハウレス!おい、聞こえてんのか!ハウレス!

ハウレス

消してやる…1人残らず……

メア

……やめて…やめてください…‪( •̥ ˍ •̥ )‬

メア

ハウレスさん…‪!!( •̥ ˍ •̥ )‬

ボスキ

((ダッ…!

ガキン…!!

ボスキ

グッ!なんて力だ、こいつ…

メア

ボスキさん…!!

ボスキ

下がってろ、主様!!

ボスキ

おい、ハウレス!聞こえねぇのか!!

ボスキ

チッ…悪魔の力に乗っ取られてんのかよ

 ギリギリギリ…

ボスキ

ウグッ…!

ボスキ

この野郎…元々馬鹿力のくせに、反則だろ…

バスティン

ボスキさん!!

ズバッ…!

バスティン

……!この間合いで避けただと…

バスティン

力と速さも、普段とは段違いだ

バスティン

悪魔化するとここまで厄介なのか…

ボスキ

ああ…

ボスキ

チッ…こんな狭い通路じゃ思うように戦えねぇ…

ボスキ

ナック、バスティン、ムー!

ボスキ

一旦外に出るぞ

ボスキ

主様を連れて早く外へ行け

ボスキ

俺もすぐに追いかける

メア

!!

ナック

わかりました

バスティン

主様、行くぞ

メア

は、はい…!((ギュッ(ムーを抱き上げる)

ナック

ボスキさん…無理はなさらないでくださいね

ボスキ

俺の心配は良いから早く行け!

ダッ…!

ハウレス

ハァ…ハァ…ハァ…

ボスキ

ったく…何やってんだよ…お前は…

ボスキ

主様に心配させて…更に泣かせてよ…

男性恐怖症の主様

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コメント

1

ユーザー

うわぁ~ん!ハウレス~!!!!!!貴族は、○ってもいいけど、悪魔化しないで~!

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