すうか"くに犯された話

そう叫んだ時。

世界がぐらりと傾いた。

ドサッ……………

ﾁｭｯ

ﾁｭ、ﾁｭ…ｯ

そいつはそう言って微かに笑う。

恐らくなにかの夢なのだろうが、 とりあえずベッドから出ようともがいた。

しかし、身体は動かなかった。

この四つん這いの恥ずかしさ。 それに今どうなっいて、これからどうされるのか分からないからシンプルに恐ろしい。

ｸﾞﾁｭｯ

ｼﾞｭﾌﾟｯ

ｽﾞﾌﾟ……

想像を遥かに超える圧迫感。 本能が、逃げろと言う。

彼の手が、後ろからおれのを握った。

おれのを扱きながら、 どんどん奥に押し入れてくる。

途端、侵入が止んで、 おれのを扱く手のスピードが増した。

ｸﾞﾁｭ、

ｸﾞﾁｭ、ｸﾞﾁｭｯ

ｸﾞﾁｭｯ、ﾊﾞﾁｭ…ｯ

痛みと苦しさと微かな快感は、この上なく気持ちが悪かった。

ふわふわした恐ろしい感覚が消えたから、戻ってこられた、と思った。

が、全裸だし布団は汚れているし腰は痛い。

目の前に居た。 だるそうにすることも、着衣の乱れもなく、おれの机を覗き込んでいる。